西脇市と篠山市の境界に位置する西光寺山には、北の畑谷川の方から登ったことがありますが、今回は南の篠山市今田町本荘から登ってみました。七星ソースの工場の奥にある墓地に車をとめて、普通なら近畿自然歩道で登るのですが、すぐ北の山に三角点があることに気がついて、これを経由して登ろうと決めました。山裾の藪っぽい林を抜けて、尾根に出ると切り開きがあります。シダも生えていますが膝くらいまでで道は分かりました。登って行くと、金属プレートの池ノ谷四等三角点(328.90m)がありました。三角点の先は藪で抜けるのに少し苦労しましたが、すぐに道が南から登ってきていました。これは関電の巡視路で、よく整備されており、奥多々良木線八四鉄塔に出ました。ちょっと展望があります。440m+ピークを過ぎて、鞍部までは巡視路がありますが、その先は道はありません。しかし木の間隔は広くて、問題なく登れました。意外と岩が多く、古墳かと思うような岩もありました。急斜面を登って541m地点に出ると、ここにも屏風のような岩がありました。頂上に近づくと木の間隔が狭まりましたが、問題なく西光寺山山頂に出られました。西光寺三等三角点(712.71m)、小さな祠と案内板や東屋があります。西脇市最高峰だけあって瀬戸内海まで見渡せます。
下山は南に尾根を歩きました。すぐに近畿自然歩道の下山道と分かれて、さらに尾根を歩きましたが、マーキングや切り開きがあります。672mピークの手前で道が分かれていて、寺跡経由の巻き道が南側にあったのですが、山頂を極めようと急斜面を登って山頂に出ました。ここは洞ヶ山(672m)で、「南無妙法蓮華経 洞ヶ山西光寺諸死精霊」と彫られた昭和2年の石碑があります。さらに南に尾根を歩いて、篠山市、西脇市、加東市の境界点まで来ました。ここは加東神山(こやま)(648m)で、加東市最高峰という札が下がっていました。加東市の北のはずれでもあります。ここからは篠山市と加東市の市境の尾根を降りましたが、広い尾根で迷いました。平らな尾根になると切り開きがありました。尾根の先の520m+で市境は南に折れ曲がっており、ここも方向が分からず降りるのに苦労しました。上の尾根からだと、斜面の下にある尾根が見えないのです。さらに市境を歩いて500m+ピークまで道のない斜面を登りました。ここで市境は南に降りていきますが、その下は採掘場なので東に歩いて524mピークに出て、そこから東に降りました。ここもどちらに降りたら良いのか分からない自然林の斜面で、迷いながらGPSで場所を確認しつつ、なんとか一番伸びた尾根の先へと降りて行きました。ここでもいきなり巡視路と出会って、奥多々良木線八六鉄塔がありました。ここからは巡視路を降りることにしました。巡視路は地形図の破線道と同じで北に降りていくのですが、すぐに見失ってしまいました。しかたなしに谷を適当に降りましたが、いかにも里山という感じで柴をかき分けて進みました。最終的には近畿自然歩道に降りてきました。
今回は登りも下りも道のない尾根を歩きましたが、本荘から北の双葉小学校へ抜ける近畿自然歩道は金鶏伝説の道と呼ばれており、途中にサギソウの自生地もありますので、普通はこちらを登りか下りに通るのがオススメです。
展望 ★★☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。
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