寒波が来るというのであまり北に行かずに登れる山を探したら、この山がありました。国道372号線通称デカンショ街道をひたすら東に走って篠山市に入ると、今田(こんだ)町にでてきます。、ここの北の山が西寺山ですが、登り口は少し西の佐曽良新田にある住吉神社にしました。最初はもっと北に行って地形図にもある道で谷を登ろうと思っていたのですが、神社の裏は尾根になっていて、特に金網などもなく、歩きやすそうでした。適当に植林を抜けて尾根に上がり、あとは尾根歩きです。すぐにシダが茂っていますが、膝ほどの高さもありませんし、道もあるので問題なく歩けました。自然林の気持ち良い尾根で、展望はありませんが特に文句もありません。433mピークを過ぎて、数日前に降った雪が深くなってきました。せいぜい数センチですが、防水機能のない安い登山靴を履いているので中まで水分が入ってきます。557mピークまで1時間弱でした。
主尾根にも道があり、足は冷たいものの気持良く歩けました。ただ、568mピークや、その次の540m+ピークは道がなくなって藪を抜けまいた。巻道を見失ったのかも知れません。南の方角が見える場所が何箇所かありましたが、絶景というほどではありません。木々の枝の合間からは、あちこちの山が見えていました。550m+ピークを過ぎて、次の570mピークへが意外と急斜面でした。そし西寺山までの長い登りがあって、宇土奥三等三角点(645.92m)のある山頂に出ました。三角点の周囲に少し空き地がありますが、その周りは藪なので展望はまったくありません(写真)。
西寺山からの下山は、悩んだ挙句に東側の尾根にしました。尾根をまっすぐ東に歩いて行って、そのまま藪っぽい急斜面を降りました。尾根は南に曲がっているので、そちらに行かないように要注意です。木にマーキングがあるのですが、それを辿るのは困難です。ただし道も付けられているようなので、それほど苦労なしに尾根を辿れました。徐々に雪がなくなってきてほっとしました。474mピークからは里山的な雰囲気になりました。なんとなく道があるのですが、灌木の間を抜ければどこでも降りられます。シダが密集して生えている所もありますが、それは注意深く避けて歩きました。最後は少し西寄りに降りると、ちょうど堰堤のところに出てきました。堰堤から小学校までの道もかなり藪化しており、せっかく石のベンチがあるのに残念です。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。
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