先週は北の鐘ヶ坂から金山に登りましたが、今日は南から尾根伝いに行ってみました。出発点は176号線沿いの追入の南にある追手神社です。ここには千年モミと呼ばれる巨木があります。高さは高圧線の鉄塔並みで、まさに鉄塔のようなパイプで四方から支えられています。神社の裏手の山から登り始めました。急斜面の倒木で、作業道を探して登りました。神社の右手の尾根に取り付くのが一番楽なようです。尾根に上がって標高300mを越すと平らな植林になりますが、その奥に害獣避けの金網があって入り口がありました。ここに登ってくるのが楽かも知れません。
しばらくは植林の尾根を登りました。道はありませんが、勾配もそんなにきつくなく、登るのは楽です。しかしこの尾根は急斜面に突き当たります。ここは植林ですが、「昭和62年度親子植林 卒業記念・緑の少年団活動」という板がありました。樹齢30年の植林ということなのでしょうが、枝打ちも間伐もしてありますが、まだまだヒョロヒョロという感じです。間伐材と枝で埋まっている急斜面を頑張って登ると、高畑三等三角点(461.41m)がありました。周囲は伐採してありますが、展望はありません。西に歩いて、篠山市と丹波市の境界の尾根に出ました。ここからは境界を北に歩いたのですが、まずいきなり西に降りる所で尾根を探すのに苦労しました。そしてしばらく尾根を降りると峠に出て、道が横切っていました。ここは追入から上滝に抜ける峠で、お地蔵様がありました(写真)。
峠の北は急斜面ですが、登ってしまえばあとは楽で、植林の間から西に上滝や谷川の製紙工場が見えました。406mピークを過ぎて、ひたすら植林の尾根歩きですが、「タルタニ」と彫られた標石が尾根にたくさんありました。そして、金属プレートの金山四等三角点(501.36m)に着きました。地味な山頂ですが、「馬頭」という札があって、山の名前は馬頭なのかもしれません。金山に向かうにはここで市境を離れて東の尾根に下山するのですが、山頂からは見えない尾根で迷いました。目的の尾根に降りると林道の終点がありました。南側は急斜面の植林、北側は倒木だらけの植林です。なるべく林道は通らないようにと思って460m+ピークに登ってみましたが、倒木だらけで、東に降りればまた林道です。次の490m+ピークにはNHKの共同アンテナがありました。アンテナの保守用の道を東に降りると墓石が6つあって、ここを谷沿いに北に歩くと鐘ヶ坂公園に行けるようです。東に歩くと、園林寺という尼寺の跡がありました。石塔が倒れていたり、廃墟マニア向きかも知れません。入り口の階段の左に立っている石碑は真ん中で割れて、上半分が手前に倒れているのですが、裏返しなのでなんと書いてあるのか分かりません。
寺の跡からちょっと登ると、先週も来た鬼の架橋への分岐点で、今日はまっすぐに金山城跡に登りました。ここから鬼の架橋を見て追入に下山してもよかったのですが、なんとなく前回と同じように鐘ヶ坂四等三角点(426.35m)を経て鐘ヶ坂峠に行きました。そして、南側に下山してみました。このルートは地形図にも破線道として描かれており、じっさいしっかりした道がありましたが、途中から倒木が増えてきて、最後は害獣避けの扉を通るとゴミ屋敷の裏手のような所に出てしまい、また少し山に戻ってトラバースしてから道場のようなところを通って旧道に出ました。どうやら旧道のドライブインが廃墟になっているようでした。こちらには登山口の表示はないようです。
このコースは金山から南に歩いたほうが迷いにくいのではないかと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「柏原」です。
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