2011年7月16日土曜日
公文から大廻りして水上山
夏の日にはちょっと長すぎる尾根歩きを企画しました。出発点は一宮町公文で、ここから長い尾根を北に歩いて、北から水上山に達して、そのまま南に歩いて帰ってこようというものです。
出発点は公文の北で公文川が二つに分かれる地点にある川上神社です。神社のすぐ裏の道から尾根の先端にとりつきました。鹿避け扉二つと電気ショックワイヤを抜けなければならなかったのですが、少し登ると東側から道が来ていました。地形図では尾根の先に建物が描いてありますが、この建物は今はありません。しかし照明塔や消火設備が残っており、この建物に来るための道路と思われます。建物跡地の裏から本格的な尾根登りになります。典型的な藪山ですが、登りにくいわけではありません。ケーブルが埋まっているので、共同アンテナがあったのかも知れませんが、残骸は見た覚えがありません。我慢して200mほど登ると尾根に出て、543m地点に出ました。展望のない、ごく普通の雑木林の尾根です。特に道があるわけでもなく、踏み跡すら怪しいのですが、歩くには困りません。背の高い、頭の赤い標石が点々と埋まっています。この後はひたすら北に歩き、公文四等三角点(648.03m)に着きました。例によって4つのブロックに囲まれています(写真)。
この後も特徴の無い、歩きにくくもない尾根が続きました。赤いテープのマーキングがあります。展望はほとんどありませんが、たまに東側に水上山が見えました。さらに661mピークに近づくと三久安山が見えましたが、ほとんどは森の中です。661mピークからは東に降りてまた登りですが、北に行くほど藪が増えた印象があります。一本道の尾根がこれほど長く続くのも珍しいでしょう。いつのまにか標石もなくなり、さらに北に尾根を歩きました。この尾根は基本的には登りなので、だんだん疲れてきます。暑さもあって、かなりきつい山歩きでした。
標高はどんどん上がり、790m+ピークを過ぎると藪がひどくなってきました。しかしちょっと巻いて歩くなど工夫すれば大丈夫です。最後は藪っぽい北向きの尾根を歩き、ややきつい坂を登ると、830m+の尾根に出ました。何本か木が伐採されていました。東に歩いて851mピークに出て、ここから南東に降りました。上手に降りないと目的の尾根に乗れませんが、植林の中なので割と見通しが効いて、南東に向かう尾根に乗れました。この先の南に尾根が曲がる790m+付近は倒木が多かったと思います。南に歩いて、また登りを繰り返して、水上山(862.4m)に着きました。丸太に座れるのが助かります。
ここからは2011/07/02に歩いたのと逆コースですが、水上山からは少し北に戻ってから西に降りる必要があります。最初は藪っぽい所もありますが、814mピーク付近からは尾根の幅が広がって気持ち良い尾根になります。前回も見に行った水上四等三角点(815.3m)を過ぎて、そのまま南に643mピーク目指して歩くつもりでしたが、気が付いたら尾根を西に歩いていました。引き返すにはかなり下っていて、歩きにくい尾根でもなかったので、そのまま西に降りることにしました。破線道に出られれば、早く帰れると思ったのですが、地形図で見ても分かるようにこの谷は非常に狭く、地形図にはありませんが川が流れています。降りてきた尾根の先端は谷にそびえる岩の上で、そこから川辺に降りるのは非常に危険でした。谷に降りると川に沿って道がありましたが、これもあちこち崩れていたり土砂で埋まっていたりするため、そう簡単には帰れません。これなら尾根を歩いたほうが早かったかも知れません。自動車の通れる道に出てきたときは、心底ほっとしました。そのまま南に歩いて川上神社に戻りました。
全部で7時間近く歩いており、真夏の山歩きとしては距離が長すぎです。標高も800m台が最高で、風があれば涼しいのですが、気温が高いのでばてました。夏は無理をしてはいけません。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆ 下山は間違い
地形図は「神子畑」「音水湖」です。
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