福崎から七種山方面へ行く途中に、板坂という集落があります。この北側から尾根が延びており、そうびろ山を経由して七種薬師へ行くことができます。この尾根を歩いてみました。
尾根の先端は歩きにくそうなので、一之宮神社から右手の尾根に上がりました。ここから主尾根まではすぐで、板坂四等三角点(205.36m)を見つけました。長細い尾根を西に歩き、北に降りましたが、この付近は倒木が多く、藪漕ぎとなりました。鞍部の藪を抜けて、318mピークを目指して登りましたが、途中で東側から道が上がってきているようで、マーキングが現れました。それに従って、318mに達しました。さらに次は北の340m+ピークにある鉄塔です。この付近は雑木林で道もマーキングもあり、楽に歩けます。鉄塔は鶴居支線16です。
今度は北西に少し降りてから400m+ピークに登りました。いきなりシダ藪となり、足元が見えませんが、マーキングのおかげで踏み跡を辿ることができました。急斜面ですがトラロープが張ってあるところもあり、登山道として整備されていることが実感できました。400m+ピークには地形図にもあるように岩場があって、展望が楽しめました。特に、帰りに通ろうと思っていた南側の尾根をよく観察しましたが、斜面の倒木はかなり片付いているようでした。肝心の尾根は、植林が立っているので少し安心しました。
400m+ピークから北への下りは更に背の高いシダ藪でしたが、マーキングのおかげで無事に鞍部に降りられて、そうびろ山目指して登り始めました。ここも急斜面ですが、岩場があって展望も得られます。そうびろ山(538m)山頂まで、マーキングに沿って登山道を上りました。そうびろ山からは野外センターに降りたことがありますが(2009/03/31)、その時には板坂に降りるルートがあるとは全く気がつきませんでした。
そうびろ山からは西に尾根を歩いて主尾根に出ました。南下して436mピークを通り、素晴らしい景色を眺めながら足のすくむ岩場を通り抜けて、三谷奥三角点(397.32m)に出ました。ここから東に尾根を降りました。この尾根はかなり荒れてはいますが、マーキングがしっかりとあって助かりました。雑木林と植林と両方がありますが、倒木が若干ある程度で歩くには困りません。最後はシダの中を通って鶴居支線14鉄塔に出てきました。さらに良い道を降りると尾根の外れの墓地の脇に出てきました。
このコースの登りは、200m、300m、400m、500mと段階的にピークがあるのが特徴です。区切りごとに休んで登れば、気持ちの良い登山ができます。さすがに七種山に連なる尾根だけあって登山道も整備されていますから、道に迷う心配も少なく、お勧めのコースです。
展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿