2009年8月8日土曜日

一宮の花咲山

一宮の北に聳えるアンテナ山花咲山ですが、頂上までアンテナの保守道路が通っているので登る気がしませんでした。しかし、それを使わずに登る登山道があることを知って([1])登ってみました。

三軒屋にあるセンター一宮の西側駐車場の西の端に登り口があります。宍粟50山に選ばれたので、登山道が整備されたようです。しかし整備されたと言っても植林の中の作業道です。ところどころ不明瞭な場所もあり、ピンクのマーキングに従って登るようになりました。登り口には60分と書いてあったのですが、少し登ったところの案内板は70分となっていました。植林の急勾配を登っていくと、岩場があって磐座と書いてあります。「三仙祭61年に1回」と書いてあるようなのですが、本当だとしたら気の長い話です。

この岩場を上に出ると、三軒屋に降りる尾根の400mくらいの地点に出てきます。ここから尾根を登ると500mの標識がある地点で尾根は少し左手に曲がり、さらに登るとNHKのアンテナ群があります。一宮安積デジタルテレビ中継放送所という新しい設備もあります。ここからは西の正面に黒尾山が見えました(写真)。

ここから頂上まではNHKの作った良い道があります。しかし周囲の木が切ってあるため日差しが強く、日陰を選んで歩きました。この日の一宮の最高気温は35度でした。休みながら登っていたため、山頂まで100分近くかかりました。頂上には兵庫県嵯峨山中継所があります。この山の名前は嵯峨山なのかも知れませんが、宍粟50名山では花咲山となっています。三角点の名前は下野田(三等三角点、637.71m)です。

この先は尾根伝いに上野田四等三角点(標高616.8m)まで歩きました。倒木が少なく歩きやすい雑木林の尾根道でした。最後に急勾配を登ると、いきなり目の前に三角点の標石がありました。

下山は、北に真っ直ぐ尾根を歩き、尾根伝いに西寄りに進路を取り、林道に降りました。この付近は手入れの良い植林なので、正解のコースでした。ただし林道の山側は崖になっているため、林道に降りるのに苦労しました。さらにこの林道を降りてゆくと荒れ果てた別荘地帯に入り込みます。別荘地帯の道は行き止まりが多く、出口への正しい道を見つけるために行ったり来たりしました。さらに、別荘地を抜けた後で出発点に戻るには交通量が多く歩道のない道を炎天下に延々と歩かねばならず、参りました。

展望 ★☆☆
藪山度 ☆☆☆

地形図は「安積」です。

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