播磨新宮と山崎の間、揖保川西岸の山の上に滝谷三角点があります。この三角点の北の町境の尾根や、南の高倉山に繋がる尾根は歩いたことがあるのですが、その間の尾根だけは歩く機会が無かったので、ショートコースとして登ってみました。
登り口は新宮町篠首の坊垣内の北、尾根の麓にある墓地にしました。ネットがあるので扉を開けて登り始めました。いきなり石積みがあり、小さな祠があります。中を見ると大きなコオロギがうようよいましたが、祭ってあるのはどう見ても石にしか見えません。不思議なものでした。
あとは尾根を登りましたが、最初は植林、それから雑木林で、歩きやすかったと思います。360m+の広いピークに出て、それをまず南東に歩き、尾根を通って北東に進路を変えました。北に進路を取るようになってからは倒木が増えて歩きにくくなりますが、平らな尾根の雑木林の倒木ですから、大したことはありません。暑いので休みながら歩いていると、滝谷四等三角点(375.99m)に着きました。標石しかありません。
この先は北に斜面を降りました。地形図で見るよりは分かりやすい尾根でした。急斜面ですが、木に掴まって降りられます。鞍部に出てくると、ネットが張られていて、東側に展望があります。写真は揖保川方面、家氏、宇原を見たところです。家氏から見ると滝谷三角点北側の斜面は広く伐採されているのですが、それを近くで見ることができました。鞍部から先は登りで、310m+ピークまで登り、いったん降りてから348mピークへと登りました。この付近は道のようなものがあり、それを辿ると348mピークは北側を巻くことになります。そして北に進むと、播磨線46の鉄塔があります。
鉄塔の北には、真北に進む道と西寄りに進む道があり、西寄りに尾根の方に進むと、左に降りる道がありました。ピンクのマーキングがあったので気がつきましたが、見落としやすい道です。これを降りると沢伝いに溜池の下に降りることができました。送電線の保守路のようです。溜池から滝谷の集落に向かう道は植林の中の林道です。途中に溜池紀念碑が立っています(地形図の141mの記念碑です)。
このコースは逆に歩くこともできると思います。非常にゆっくりと歩いて3時間でした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「安志」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿