2024年9月6日金曜日

田路から段ヶ峰ふたたび

 


2023/06/03に田路から段ヶ峰に登った時に、別ルートもありそうだと思ったので、今回は別ルートで登ってみました。前回と同じように田路から田路川の谷沿いの道を歩きました。前回は壊れかけたお堂のところから折り返して林道に行きましたが、今回はさらに谷沿いを歩きました。482m地点を過ぎて地形図で実線道が折り返している所では、折り返して林道を歩きました。特に歩きにくい所はありません。この林道はさらに南に行く道と西側の斜面を登っていく道に分かれます。南に行くと地形図では終点に建物がひとつあって面白そうではあるのですが、そこまで行くと周囲の斜面を登るのは大変そうなので、北側斜面の林道を歩きました。目的は正面の尾根に上がることだったのですが、この北側の道は地形図とは異なり西向きの谷の北に作られています。谷の南側に見える斜面はとても登れそうなものではないので、一旦戻って谷を渡り、「くらしを支える森づくり」の看板の背後の斜面を登りました。非常に急な斜面で木や根っこに掴まらないと登れませんが、なんとなく作業道らしきものがあります。じっさい杭もあって、作業道なのかも知れません。少し頑張って登ると植林に出ました。まだまだ急斜面ですが、ずっと歩きやすくなりました。時々灌木もありますが、大問題ではありません。急斜面と平らな所が交互にあって、標高950mくらいになると大きな岩が増えてきて、それを過ぎるときれいな森になって、市境の稜線に出ました。


ここからは整備された登山道で天上庭園を歩きました。アセビが増えてきて、アセビの庭園になりつつあります。北の展望のある所もあって、良い雰囲気です。天上庭園が終わると杉山の方に行きますが、杉山には行かずに東に斜面を降りました。この付近はマーキングが不足気味で迷いました。とりあえず1000m-の鞍部まで下りて、また登って段ヶ峰に向かいました。結局段ヶ峰二等三角点(1103.43m)まで行って、北に登山道を引き返しました。フトウガ峰の方に歩き、途中で北の尾根に向かいました。これは2020/10/11と同じルートなのですが、藪っぽい尾根です。マーキングを見つけてそれに従って歩きましたが、1064m地点の藪を南に巻いたあと、地籍図根三角点(写真)の付近でマーキングがなくなりました。2020/10/11の記述によると登山道は東に降りていっているようなのですが、ここから北の尾根は灌木の藪です。前回同様に強い灌木の枝を無理やり押して歩きましたが、どう考えても賢い歩き方ではありません。地形図では西側が植林なので、こちらを通ったら楽だったかも知れません。今回もなんとか通り抜けて植林に出ました。そのまま降りても良かったのですが、北のトンガリ山に通じている尾根は西の端なので、そちらに行きましたが、植林も荒れていますし尾根も藪だらけでした。栃原川の突き当りの950m+鞍部を通るとマーキングがあって、トンガリ山(生野槍)まで急斜面を登りました。辻ケ淵三等三角点(981.43m)があり展望もあります。


下山は2013/06/22の逆コースです。最初は2023/04/24にも登ってきたシャクナゲの生えている岩場で、登りよりも下りのほうが危険です。この先では細い尾根でも道のある所もあって、これは助かりました。2013/06/22に登ってきた時にはあまり気にならなかったのですが、岩を巻いて降りなければならない場所もあり、もちろん藪もありました。720m+から北に尾根を曲がり、少し楽になった尾根を歩いてから、尾根の西斜面を降りて田路に向かう尾根に乗ろうとしました。地形図で見ても難しそうだなと思ったのですが、じっさい掴まる木も少なく、斜面を滑り降りました。この537m地点を通る尾根は歩きやすいのですが、標高500m付近で尾根が分かれている所で両方の尾根にネットがありました。西寄りのネットに沿って降りて地形図の林道を目指したのですが、降りていくと山椒の藪になりました。山椒を避けて急斜面の藪を降りましたが、林道が見つかりません。道っぽい平らな所はありましたが藪になっていました。見ると西の方は植林なので、そちらに逃げ込んで植林の急斜面を降りました。西垣家先祖の石碑に降りてきました。


全行程7時間近く、気持ちの良い稜線歩きもありますが、藪も多いのでお勧めできるルートではありません。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「神子畑」です。



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