2024/08/15に大甲山に登ったときにお滝さん経由の登山道が気になったので、もう一度行ってみました。齋木から行者道の丁石のある道を登り、見つからなかった齋木三角点の手前で今回は未舗装の林道に入ってみました。この林道はいきなりフェンスで通れなくなっていましたが、人が通れる扉がありました。ところがこの扉が開けられず、無理やり体を押し込んで通り抜けました。林道をフェンスで遮断しているのは初めて見ましたが、すぐに川を渡るところで橋が無いので、いずれにしても車は通れません。この林道は山の斜面をジグザグに登り水平区間も多いので、前回歩いた舗装道路に比べるとかなり大回りになりました。たくさん歩いて前地カンカケ林道に出ました。舗装道路と同じく迎え行者の所です。
お滝さんの登山口の方向に矢印はあるものの、特にマーキングもないので方向がわかりません。滝というからには谷だろうと思って谷を登りました。これは2011/07/31に降りてきた谷です。その頃に比べると倒木は片付いているようですが、登山道はよくわかりません。丁石はめったに見つかりません。しかし谷沿いになんとか歩けて、谷を東に渡ると滝がありました。滝といっても岩の斜面を水が流れているだけですが、これが2011/07/31に写真を撮った滝のようです。道はさらに続きまた西側に移り(両側に道がある所もあるようでした)、上流にももっと滝らしい滝がありました。これがお滝さんのような気がしますが、説明板がないので行者の水がどこだかわかりません。この谷はもっと遡れそうでしたし、そのまま稜線まで登ろうかとも思ったのですが、「お滝さんコース」の道標があったので植林の斜面をほぼ水平に西に歩きました。尾根の先を回っていきますが、途中に丁石があるので2011/07/31に逆に歩いた道です。植林は徐々に鉄穴流しの跡のようになり、二十四丁の丁石のあと、ススキの生えた伐採地に出ました。これを横切ると林道があって行者堂に行けるだろうと思ったのですが(これは帰りに確認できました)、行者堂は下山で行くことにしていたので、ここから尾根を登りました。山頂までまだ標高差400mあります。かなり急な斜面で、木に掴まらずにやっと登れるくらいでした。744mで一休みし、さらに斜面を登り続けて標高850mを超すと大甲山への道標がありました。ここからは登山コースですが、登山道を登るのは初めてでした。マーキングが多く、標高900m付近からは植林の斜面をジグザグに登っていきます。たまにマーキングが視野になくて迷いそうになりましたが、たいていは木の陰に隠れていただけで、気をつけて探すと道がみつかりました。自然林になって「大甲山頂上まで300m」という表示があると、標高差ももう80mほどでした。山頂には斉木三等三角点(1035.37m)があり、晴れて南に展望がありましたが、暑いので日陰に入って休みました。
下山は登山道を戻りました。下山でもマーキングを見失いそうになった所がありましたが、問題なく降りられました。まっすぐに降りていき、2024/08/15とは違って2011/07/31と同じように行者岩の方に行きました。行者岩は「聖地につき立入禁止」だそうでトラロープが張ってありましたが、登ると危険だからだと思います(写真)。行者岩からはロープ沿いに降りましたが、2011/07/31にあった木の階段は残っていません。降りると行者堂がありましたが、2015年に整備されたようでかなり綺麗になっていました。迎え行者が設置されたのもこの時でしょう。ここからは林道で下山しましたが、途中に登りで見た伐採地の反対側に2011/07/31に見た行者の水への道標がありました。林道ができる前はお滝さんコースが一般的な参道だったのでしょう。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「安積」「音水湖」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿