寺前の北にある深谷三角点へは、2009/05/01に東から、2013/04/14に北から行っていますが、今回は西から登りました。神河町宮野の、県道8号線の小田原川の南東に切り立った崖があります(写真)。これは立岩嶽だそうです[1]。川沿いに近づくと親柱があって、かつてはここに橋がかかっていたようです。そのまま川沿いに崖に近づいても丈夫なネットがあるだけなので、少し戻ってネットの扉を探し出して入りました。しかし急斜面の下はひどい藪で、しかも山椒が香ってきます。急斜面を登るのはやめて、少し川の方に行ってから折り返すと道のような踏み跡があり、付近の家の屋根が見えるあたりからピンクのマーキングがありました。しかし明確な道があるわけではなく、すぐに木や岩に掴まって急斜面を登ることになりました。ここを登り切ると崖の上ですが、木が生えているので小田原川を見下ろせるわけではありません。崖の上を歩いていると、川の方の急斜面にロープが張ってあるところがありましたが、降りられるのでしょうか?
崖の上からは緩やかな尾根歩きですが、やや急な斜面を登ると平らな植林に出ました。ここから東に少し登ると松の幼木の間に上岩四等三角点(395.59m)がありました。三角点の周囲だけが藪で、他は藪と言うほどではない尾根です。また少し登って390m+の尾根に上がり東に歩くと、北側が植林なので尾根にも北側に作業道がありました。そして標高400mまで来ると共同アンテナの残骸がありました。この先で一瞬だけ南に展望があり、標高450m付近からは斜面にネットが張られていました。北側がネットの内側で植林ですが、ネットの内側は鹿の食害が少なくて藪っぽいので、なるべくネットの南側を登りました。ネットが倒れているところもたくさんあります。標高500mの稜線に出てからはネットに沿って北に歩きました。これは2009/05/01の逆コースです。500m地点を過ぎて下ると鞍部には切通しのような溝がありましたが、西側の急斜面には道はなく、東側も道は未確認です。ネットのせいもあってあまり歩きやすい尾根ではありませんが、稜線にこだわらなければ西側の植林の作業道を歩くのが楽でした。北に歩くとネットは一時消えましたが、また復活して、その東側を歩いて尾根に上がり、深谷三等三角点(543.81m)に着きました。周囲は藪です。
深谷三角点からは西に稜線を歩きましたが、植林で歩きやすい尾根でした。少し灌木の間隔が狭くなってきて、571m地点の手前で西向きの尾根に曲がって下山を始めました。すこし降りると関電の巡視路があって、非常に歩きやすくなりました。巡視路は途中で北の鉄塔に向かってしまいましたが、尾根は歩きやすく、踏み跡がもあるようで、どんどん下っていきました。しかしこれが間違いで、踏み跡がなくなったと思った時には計画していた長い尾根よりは北にある西向きの尾根を降りていました。戻るのは大変そうだったのでどうしようかと考えていると、北の植林に降りていく作業道があったのでこれを降りました。この道はすぐに見失ってしまい、あとは急勾配の植林を降りました。枝打ちされた枝や間伐材の間に岩も多く、木に掴まって降りるのも大変でしたが、幸いなことに下まで降りると害獣避けのフェンスに扉があり、それを出るといきなり県道8号線でした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「寺前」「長谷」です。
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