2024年8月18日日曜日

登山道で登った生栖の行者山

 


2024/7/27に福知からユリ三角点に行った下山中に、行者山への道標を見かけました。それで行者山には北側の登山道で登ったことがなかったことに気がついて、登ってみることにしました。生栖には登山道の案内板があるので、それに従って歩きましたが、最初は2024/7/27の逆コースです。橋を渡って登山口から扉を開けて林道に入りました。林道沿いにある石仏は案内板によれば大日如来像です。さらにかなり急な林道を登って行くと、2024/7/27の下山で出てきた地点の行者山への道標まで来ました。道標通りに登るとすぐに林道は終わり、植林の急斜面に行者山への道標がありました。ここからは植林のジグザグの作業道を登りましたが、登山道として整備されているため、危険な場所はありません。ピンクテープのマーキングが多く、谷で道がわからなくなっても、見渡せば必ず視界にマーキングがあるので助かりました。途中には大きな岩もあって、これは登山道がなければ登ってみようとは思わない急な植林です。谷を渡りながら植林を登っていくと、最後は尾根をまっすぐ登るようになっていました。ここは標高差100mほどもあり、途中の岩で少し休みましたが、登り切ると稜線に出て、登ってきたのは「林道へ下山(尾根コース)」となっていました。ここからはユルユルと登って行者山の山頂に着きました。揖保川の上流方面の展望がありました(写真)が、赤い石の他には座れるところもありません。生栖三等三角点(787.15m)と宍粟50名山の標識は、山頂から少し西に下ったところにありました。


下山は南側の登山道にしましたが、三角点の西は大岩があって非常に急でした。ロープがあって助かりました。降りて西のピークの方に行く途中に行者山への道標があります。行者堂と言っても小屋には鍋や飯盒があって宿泊の場所に見えますが、この場所では水を入手するのが大変そうです。上方の大岩にある行者像は今回も見落としました。ここからは登ってきた時と同様に登山道は急斜面の植林をジグザグに降りるようになっています。長く続きますしマーキングもありませんが、見失うことはない道でした。斜面で道が流れかけた場所でも真っすぐ歩けば続きがありました。最後は林道に出ましたが、そのまま道標の通りに歩くとすぐに終わりになりました。しかしここにも道標があって、植林を少し降りて林道の終点に出ました。この先は普通の山歩きではまっすぐに植林の斜面を降りるところですが、今回は登山道を歩くのが目的なので林道を歩きましたが、すぐにシダの斜面を降りる道に道標がありました。ここはシダが伸び過ぎて踏み跡を見失い、林道に降りてから正しい地点を探しました。すると林道の反対側にまた林の中を降りる道があり、これを降りると地形図にもある林道に出ました。下山の道標の方向に歩くと、両側に石の積まれた(単に置かれただけ?)少し掘られた道が続き(地形図の破線道です)、小屋とお堂のある登山口に出てきました。あとは道路を降りました。この下山は道標に助けられましたが、下山では植林をまっすぐ降りても良かったような気がします。林道は地形図にはないので、辿るとどこへ行くか分かったものではありません。それにしても行者山という名前に遜色のない、どちらから登っても急斜面の山です。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「安積」です。



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