2024年1月6日土曜日

南光自然観察村から瑠璃寺

 


南光自然観察村は千種川沿いにあります。県道72号線を走り、南光ひまわり館のところから細い橋を渡るとキャンプ場ですが、右手に害獣避けの扉があり、ここから西側の谷に出ました。予定では西の尾根に登るつもりだったのですが、あまりに急斜面で、見ると谷には道があるので、まず道を歩きました。倒木が多く、崩落していたりミツマタが密集して生えていたりで歩きにくい道ですが、根気よく歩くと意外と谷の奥まで延びていました。登ろうと思っていた北側は急斜面が続き登れません。しかし谷の奥まで来ると斜面が少し緩やかになったように見えたので、登ってみました。作業道の名残のある若い植林で、木の根や岩に掴まって登り、尾根に上がりました。ここからは登りですがひどい障害物はありません。444mピーク付近からはネットがあり、その先の450m+地点からは2014/04/20の逆コースとなりました。その時は北に善吉へ降りています。歩きやすい尾根を歩いて500m+まで行き、北に曲がりました。尾根を西に曲がって494mピークから北に歩きましたが、この付近は気持ちの良い尾根です。430m-の鞍部は地形図では道が破線道が横切っており、それらしい道が両側にありました。昔は峠のお地蔵様があったのではないかと思って探すと、寛永通宝を見つけました(写真)。探せばもっとありそうな感じですが、お地蔵様は見つかりませんでした。


さらに北に登り、450m+と470m+のふたつのピークを過ぎて401m地点付近の鞍部でも地形図では破線道が横切っていますが、東側は眼下すぐに林道があり、西側は道が登ってきているようでした。じっさいここからは尾根に道がありました。途中に道標のような石があり「井上頼太郎?」という文字だけが読めました。道であったことは間違いないようです。登っていくと2023/11/19の往路で間違ってたどり着いた地点にでて、その時に歩いた斜面の道を歩くと四丁の道標、そして2023/11/19にも見た道標がありました。「左みうちひらふくと」読め、来た方向は平福なので、おそらく401m地点付近から海内に降りて庵川沿いに南下する道なのでしょう。


この先も2023/11/19に通った道を歩きましたが、問題は瑠璃寺の奥の院の背後にある斜面です。今回は素直に道に従って行くと、どうも道は北向きの斜面にあるようでした。どこかで奥の院に登っていく道に合流するものと期待してそちらに歩いていくと、確かにしばらく道らしい踏み跡が続きましたが、北の尾根に行ってしまいました。しかも斜面はどんどん急になり、滑り落ちないように体を支えるのも大変になりました。掴まる木も少なく、危険な斜面をかなり長く降りる羽目になりました。最終的に降りてきたのはモンキパークの中の、道が川を渡る所でした。疲れ果てていたので、そのまま道を降りて戻りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆ 最初と最後は★★★

地形図は「千草」です。



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