2023年3月28日火曜日

美作市大原の東の東町三角点

 


2023/3/22に大原から大坪三角点まで歩いた時に、もっと北の山も歩きやすそうだったので、行ってみました。まず大坪三角点に、北の川東から地形図の破線道で登ってみました。国道429号線から、内側からはとても閂を掛けにくい扉を通り、谷沿いの道を登りました。周囲は植林で、花粉の季節なので黄色い粉末が漂っていました。この川は奥の谷川という名前です。堰堤があり、道は徐々に怪しくなり、倒木もありますが、斜面を横切って谷沿いに登っていきました。すると谷の奥に平地がありました。平地と言っても斜面なのですが、木は少なくまっすぐに登っていけます。少し登ると傾斜が急になり、北側の尾根に登りました。こちらは藪っぽいのですが、大きな障害はなく、ひたすら登り続けて稜線に上がりました。2023/3/22に来た、大坪四等三角点(487.26m)のあるピークです。共同アンテナがあり、ハシゴが落ちています。


今回はここから北に稜線を歩きました。まず北に斜面を降りなければなりませんが、ここは非常に急です。植林なのでなんとか木に掴まって降りられましたが、滑りやすくて危険でした。しかし降りてしまえば気楽な尾根歩きで、自然林の陽のあたる尾根でした。ちょっとアップダウンして地形図で破線道が横切っている鞍部に降りると切通しで、西側には道があり、東側にも流され気味ですが斜面に道があるようでした。峠には、かなり風化して削られた石仏が横たわっていました(写真)。峠から北に登り、良い感じに歩いて、次の破線道のある鞍部に来ると、ここも北側には道があるようでした。そして、ここには「大日如来 牛馬安全」と掘られた明治11年に川東村の方が作られた碑が横たわっていました。


急斜面を北に登り、自然林の尾根を東向きに歩くと、東町(あずまち)方面が見えます。そして、東町四等三角点(460.35m)が落ち葉に埋まりかけていました。この先は広々としており、大きなヌタ場がありました。ちょっと倒木があり、その先の急斜面は木がまばらです。まだ葉が付いていないので、美しい枯れ木の山でした。とは言え急斜面なので頑張って登り、最初の570m+ピークからは東に行けばまだまだ北の尾根に行けるのですが、下山しようと北の578mピークに行きました。この登りも木の少ない急斜面です。578mピークでは北西に尾根を降りることもできましたが、林道に出ようと思って北東の尾根に進みました。こちらは植林ですが意外な急斜面でした。地形図では破線道が横切っているのですが形跡もなく、結局最後は植林の急斜面を降りてミツマタの咲いている谷に降りました。ここにも道はなく、とりあえず北側に渡り、西に歩いていってもう一つの流れを渡ると斜面はミツマタで埋め尽くされており、その下の道にもミツマタが生えていました。しかし道には違いなさそうなので、ミツマタをかき分けて降りていきました。ミツマタの花はきれいなのですが藪と言えるほどぎっしり生えているので、花をいたわっている余裕はなく、枝をかき分け踏みつけて歩きました。たまに棘のある木もあるので要注意でした。そして堰堤のある付近まで降りてくると道のミツマタはなくなりました。平成24年に作られた堰堤が、この付近だけで5つありました。ここからは舗装道路でしたが、両側にミツマタの花が咲いており、華やかな道でした。最後は扉を抜けて、国道429号線に出ました。


下山は578mピークから尾根を下るのが正解だったようです。最後は植林の急斜面でフェンスに突き当たりますが、フェンス沿いに扉まで歩けそうでした。ただ、そうするとミツマタの花を見損ねてしまいます。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「古町」です。



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