2023年3月25日土曜日

獣道で行った鳥取市河原町の高頭領三角点

 


鳥取市の河原町は鳥取自動車道から山の上にお城が見えるのでお馴染みの場所です。ここの西側の山を歩いてみました。登り口は長瀬で、墓地に上がる道があります。いきなり害獣捕獲用の檻に猪がいてびっくりしました。一番奥の墓所まで行き、その東側の尾根を登りました。やや藪っぽく、竹も多いのでこの季節には注意が必要かも知れません。踏み跡が尾根の東側にあります。ちょっと笹や枝が邪魔なくらいで斜面も急ではありません。243m地点を過ぎ、標高260m付近でいったん植林になりますが、その先は自然林、そして笹原になりましたが、踏み跡は続いています。なんとか踏み跡を辿って背の高い笹を抜けて340m+ピークに上がりました。


さて、ピークに出ても方向もわからないくらいの笹薮です。西へ稜線を縦走しようとして踏み跡を探しましたが見つかりません。笹の隙間を狙って歩くと、あちこちに動物のねぐらのような場所がありました。白い毛が落ちていたので鹿でしょうか。笹をかき分けてなんとか北西の斜面を降りると、踏み跡がありました。黒い土に動物の足跡が残っています。かなり動物の往来が多いようで土は柔らかく、前日の雨のせいもあって泥の上を歩くような感じになり、踏み跡上を歩けない所がほとんどでした。踏み跡は最初は人間が作ったのかも知れませんが、いまや獣道のようで、分岐して尾根上の笹薮のねぐらに繋がっています。笹薮は強力で、踏み跡があってもかき分けるのは大変ですし、踏み跡が消える所もありました。また、踏み跡は北側の斜面上なので歩きづらい場所もありました。次の340m+ピークの北側付近で笹薮を抜けている時にはこのへんで下山しようかと考えたのですが、もう少し頑張ってみることにして、背丈より高い笹をかき分けて歩きました。この状況は327mピーク付近も同様で、必要なのはもう根気だけです。しかし362mピークに近づいてくるとようやく笹も減って、里山らしい雰囲気になってきました。その先で370m+まで登ると笹薮は減り、植林もあって楽な稜線歩きとなりました。最後はちょっと急斜面を登り、高頭領三等三角点(416.87m)に着きました。周囲は笹薮です。金属のコーヒーカップが落ちていました(写真)。展望も少しですがあります。


最初の予定ではここから東に降りるつもりだったのですが、もう笹薮は堪能したので早く林道に出ようと思って西に行きました。最初は植林ですが、南向きに降りていくとまた笹薮に踏み跡という状況になりました。ただ、ここの笹は前ほどの密度はありません。斜面を降りていくと下に林道が見えましたが、踏み跡はそちらには向かっていません。しばらく踏み跡をたどり、結局は踏み跡のない笹薮を降りて林道に出ました。あとは長い林道歩きで下山しましたが、この林道も最初は道に笹が生えており、途中も倒木があって長く放置されているようじでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「用瀬」です。



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