相生の北にある宝台山は何度か登っていますが、今回は北の西播変電所付近から登ってみました。県道5号線を西に走り、西播変電所を右手に見ると溜池があり、その付近に赤い「火の用心」が立っています。これは地形図の破線道の位置と一致し、関西電力の巡視路の入り口です。植林に入っていくとピンクのマーキングがあり、斜面へと誘導されて行きます。ここから斜面をジグザグに登るのですが、かなり流されており、落ち葉が積もった上に今日は雪も少し載っていて、滑りやすい道でした。それでもしばらく辿ることはできましたが、最後には道がなくなりました。付近を探すと斜面にトラロープが下がっていました。トラロープで登る巡視路とは珍しいものです。ここを上がれば複雑に高圧線が曲がっている南赤穂線一四鉄塔と赤穂火力線四一鉄塔で、西播変電所がよく見えました(写真)。鉄塔ひとめ20本、という眺めでしょうか。
あとは巡視路を歩きました。途中に赤穂火力線四〇鉄塔への分岐がありまし。歩き続けると小さな谷で道が怪しくなり、マーキングも見つからなくなりましたが、そのまま谷を渡ると道が続き、赤穂火力線三九鉄塔に着きました。この付近は地形図の破線道からは外れていました。今日は巡視路を歩くと決めていたのですが、ここは禁を破って379mピークに行ってみました。特に何もなく、西側は植林です。ここから尾根沿いに巡視路を歩くと、管理用の舗装道路に出てきます。KDDI管理地に小さなアンテナがあり、その先はJ-PhoneのJPK相生西局、大きなパラボラ付きの兵庫県の宝台山中継所があります。その先に牟礼へ降りる道があります。舗装道路を戻って大きなドコモの通信塔を過ぎて藪を上がり、シダ藪の中に若狭野二等三角点(378.72m)を見つけました。白いポールが立っていますが、杭と三角点はかなり離れています。
下山は舗装道路を少し降りていき、再び巡視路に入りました。ここは黄色い道標が立っています。最初に相生火力線二八鉄塔への分岐があり、相生火力線二九鉄塔への分岐があります。この先も巡視路は尾根上に続きますが、かなり急斜面です。ときどき道を見失いそうになりましたが、たいていはマーキングがありました。そして西播龍野線三鉄塔と相生火力線三〇鉄塔に着きました。地形図とは違ってすぐ近くに立っています。西播龍野線が下を潜っているため、西播龍野線三鉄塔は珍しく低いもので、手が届きそうです(届きませんが)。もちろん登れないようにしっかりガードされています。ここからの下山は最初と同じように急斜面をジグザグに降りましたが、マーキングがありません。途中で道を間違えたと思いますが、最後は斜面を適当に降りて谷に出られました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「二木」です。
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