2022年10月1日土曜日

登山道で登る鳥取・岡山県境の大倉山

 


この山には2017/07/22に東から県境を歩いて来ていますが、今回は登山道で登ってみました。智頭急行線の山郷駅から県道7号線で南に行き、右手(うて)峠方面に曲がると、峠の手前に大倉山へのトレッキングコースの標識があります。これに従って植林の中の林道を歩いていくと、堰堤があってその先の分岐に右が沢コース、真っ直ぐが尾根コースという道標があります。ここは尾根コースを選んで林道を登っていくと、地形図で実線道が終わっている地点からも先に道があります。森林作業道新田大ナル一号線というらしいのですが、東向きに徐々に登っていきます。周囲はきれいな植林です。どこかの尾根の先を回る所に道標があってそこから登るのだろうと思って探しましたが、道標は見つかりません。結局林道の終点に着いてしまい、少し戻って尾根の先を回っている所から尾根を登り始めました。急斜面ですが植林なので問題なく登れました。少し登ると西からの尾根と合流しますが、この尾根の先から登るのが正解だったような気がします。もう少し登って標高750m付近では植林が終わってアシビ混じりの自然林になりましたが、問題なく歩けました。北からの尾根(これは2022/9/17に山郷から歩いた尾根の延長になる)と合流して840m+のピークに出ると、ここは周囲の木々が見渡せる場所でした。遠景は見えませんが、智頭町の地籍図根三角点があります。この日は快晴だったので青空が綺麗でした。ちょっとアシビの間を抜けて再び植林に入り、まっすぐに登っていきました。道標はありませんが、迷うおそれはありません。標高900m付近の斜面は急で、作業道を探してジグザグに登りました。ここを過ぎるとまた植林をまっすぐに登り、最後はちょっと急な自然林を過ぎて県境の稜線に出ました。西に少し歩くと大倉山の山頂の手前に高岳四等三角点(1054.79m)がありました。山頂付近からは南も北もよく見えて、日名倉山や智頭南IC、穂見山、風力発電所などあちこちが見えます。


山頂から西に降りると反射板があって、ここからは那岐山(写真)や奈義町、土師川沿いなどが望めます。下山は南に少し行ってから地籍図根三角点のある分岐から西に県境を降りました。2017/07/22にはここを南に木地山へ向かいましたが、こちらは右手峠に降りるコースです。最初は大きな岩がありますが、すぐに広い気持ちの良い自然林の尾根になりました。歩きやすい尾根ですが、標高900m付近の細尾根は大岩が尾根の真ん中にあり、越えるのが正解でした。その先の900m+には地籍図根三角点があり、ここで北向きに尾根を降りました。尖った大岩を見ながら降りていくと道が2つに分かれますが、ここは北寄りを選び、植林を抜けて降りていきました。迷う要素はいろいろある尾根ですが、道ははっきりしていて、右手峠四等三角点(680.22m)に着きました。そして右手峠は切通しなので降りられないので鳥取県川の急斜面を降りましたが、ここは岡山県側の植林を降りるのが正解です。峠には右手峠地蔵が雨ざらしで置かれていました。


展望 ★★☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「坂根」です。



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