2022年10月8日土曜日

丹波篠山の荒木城跡と燈明寺

 


篠山盆地の東に位置する荒木城跡(細工所城)は、戦国時代の古戦場だそうです。登り口は細工所(地名です)で、登山道入り口には駐車場まで完備されています。登山道もわかりやすく、グイグイと登れます。最初に役行者?の像があり、目の前に赤い鳥居があるので登っていくと当然のごとくお稲荷さんがありますが、ここから登山道に戻ろうとするといきなり空堀がありました。気合の入った城です。登山道は良く整備されていて、急斜面を一直線に上がる所はロープがあります。周囲は雑木林で気分良く登っていくと、平坦地に出てきて地形図の404mピークにある本丸跡に着きました。本丸の周囲はどちらを向いても下に平坦地があり、かなり大規模な城だったことが分かります。展望もあります。東を見ると谷に堰堤が見ますが、ここからはこの谷を南に迂回することになります。


本丸跡から南に降りる平坦地があり、道があって南東に降りていくと再び平坦地があり、この付近まで城の一部だったのでしょう。ここからは尾根歩きで、倒木はありますがなんとなく道があります。この道は稜線からは下がった位置にりピークには上がらないので、場所によってはピークに上がってみましたが、特に何もありません。東に行ってから北東に向きを変えて、登っていくと464(461?)mピークで、ここから東に燈明寺に向かいました。ここまでずっと自然林でしたが、南側に植林があります。そして燈明寺に近づくと竹が折り重なって倒れており、そこにシダが生えて、さらに山椒も生えている藪を抜けなければなりません。山椒を振り払うと石積みがあって斜面には石仏が何体もあり、階段がありました。ここは幡路から登ってくる表参道ですが、竹がたくさん倒れて歩ける状態ではありません。階段を上がると本堂があり、周囲にはいくつもの石仏があります[1]。お堂の左手から背後の山に登ると広い平坦地に不動明王、役行者、「万工房」と並んでおり(写真)、その他にもいろいろ祀られているのですが、ごった煮という感じです。大阪の方が寄進されたものが多いようでした。


山頂から東に降りると、ここもおそらく人工的に平らな場所で、ちょっと登って再び稜線歩きですが、道がありました。495mピーク付近では谷があるために道はピークの東を通っていきます。登ってから北に降りる所には道があるのですが、見落として少し東に行って戻りました。北に行く稜線にもだいたい道がありますが倒木もあります。道はピークには上がらないので時々ピークに行ってみましたが、もちろん何もありません。東には大芋湖(おくもっこ)があるのですが、展望が無いのでそんな気配はありません。ここまで岩の無い尾根だと思っていたのですが少し岩があり、共同アンテナの残骸もあり、北のハズレは急斜面となりました。ジグザグに踏み跡があって降りていくとフェンスがありました。フェンス沿いに南に歩くと植林の谷があり、谷の真ん中に扉があって山から出られました。谷を下ればみくまりダムに向かう道です。ダムを過ぎると道も未舗装となり、谷の奥へ登りとなります。倒木はありませんが石が多く歩きにくい道で、切通しを通って下っていくと害獣避けの扉がありました。開けやすい扉で、これを抜けて幡路を通り、国道173号線に出て、細工所に戻るまで下山から90分かかりました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「村雲」です。



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