2022年8月12日金曜日

山南町阿草から登る消防山

 


黒石ダムの北に位置する消防山三角点には2017/11/04に西脇町住吉から登りましたが、今回は北東の山南町阿草から登りました。阿草から県道292下立杭柏原線を南東に行ったあたりで登ろうと思ったのですが、南側の急斜面で伐採作業が行われていました。そこで少し先まで行くと木材の積み出し所があり、ここから登り始めました。この谷にはコンクリートの堰堤(?)があって、右手の雑木林の尾根を登っていくと伐採中の植林の上に出ました。ここからはいわゆる杣道があって楽に登れました。426mピークはネットに囲まれていますが、この先も歩きやすく、北側には航空写真でも見える伐採地が見えます。主尾根に登る所は急斜面なので東側に回り、登ると赤い「火の用心」がありました。巡視路で急斜面を登っていくと、560m+のピークに紅白の播磨中央線一一〇鉄塔がありました。航空障害灯が付いており、南から電柱で電気が供給されているようでした。この鉄塔は斜面にあって鉄塔の下は切り開かれていないので(おそらくは建てられてから木が茂ったのでしょうが)4本の足がそれぞれ藪の中にあります。


鉄塔から西の尾根には巡視路がありますが、尾根を辿るには途中で南西に降りなければなりません。ここはわかりにくそうですが、頭の黄色い杭があって、それに従うと450m-の鞍部に降りられました。この付近の南側は伐採地らしく草が茂っています。535mピークに登り返し、自然林の尾根をくねくねと歩いていき、少し登ると消防山四等三角点(542.08m)に着きました。白い杭と標石の付近だけなぜか小さな松が生えていました(写真)。この先は2017/11/04の逆コースですが、大岩があり、1つ目は越しましたが2つ目は大きすぎて北に大きく巻きました。岩の西はいったん下ってから標高差100mほどの岩のある急斜面を登り、591mピークに登りました。これは猿藪山というようで住吉方面が望めます。


この付近から尾根は少し藪っぽくなります。そして少し登って行くと「←地蔵の森公園 高山→」という札があって、ここから北のけやき峠へ下りました。所々にトラロープが張ってありますが、ロープがほしい斜面に必ずしもあるわけではなく、木に掴まって降りました。峠に来てもどこが峠か分からないのですが、少し登り返した「山火事注意」の札のある所から東の谷に降りました。倒木の多い谷で、しかもその先は藪でした。地形図の破線道を目指したのですが、その付近は藪で、しかも棘の多い山椒の灌木が多く、どうにも進めなくなりました。しかたなしに水の流れに沿って降りてみましたが、灌木に行く手を阻まれました。周囲を見渡すと南側に植林があったので、山椒をかき分けて植林に入りました。しかし植林を東に歩くとまた伐採地で、再び山椒とススキの藪と格闘しました。最後は北に向かい、やっと地形図の破線道に出ることができました。この藪抜けには90分近くかかっています。あとは別荘地のようなところを抜けて阿草に戻りました。


最後はひどい藪でしたが、不思議と既知感のある藪でした。藪はどこでも一緒ということでしょうか。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「谷川」です。



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