2022年8月10日水曜日

大森神社から十年三角点

 


宍粟市と大屋市の境で、昔の国境の山並みにある波賀町の十年三角点には、2012/09/03に行きました。今回は登山道が整備されたようなので、県道29号線沿いの大森神社から登ってみました。神社には道標があり、神社の裏の植林を抜けると林道に出ました。この林道には登山道の説明図があるのですが、隣に「木材搬出作業中 関係者以外 立入禁止」という札が立っています。たしかに木材を積んだトラックが行き来しており、せっかくの登山道ですが登山は無理そうです。しかし実は最初から林道を歩く気はなく、少し林道を登った所で急斜面を登りました。灌木や木の根に掴まってようやく登れる斜面でしたが、登ってしまえば少し大きな石のある植林の尾根で、問題なく歩けました。東側の植林には林道が続きますが尾根には上がっていません。851mピーク付近で登山道と合流するようです。送電線が立っていたと思われる基石を過ぎて、自然林が増えてきて、宮の後四等三角点(871.54m)に着きました。さらに登っていくとまた植林になって、ダートの林道が東から尾根近くまで来てターンして行きました。この付近の東側が伐採中のようです。


996mピークで国境の尾根に出るとコナラやブナが美しく、木の間隔が広くて気持ち良く歩けました。「しそう天空回廊」の札がありました。1010m+ピークを過ぎてから下り、また登り、山上池というかヌタ場(写真)を南に見ながらさらに登ると十年三等三角点(1039.31m)がありました。宍粟別選50名山の標識が立っていますが、「十年」となっていて、山名なのか何なのか分かりません。


下山はまず美しい尾根を戻り、996mピークから東に尾根を歩きました。この付近は南に林道があり、一部の木が伐採されてシダが生えていました。970m+の付近から南の植林の尾根に曲がりました。2020/11/08にも来た付近です。南の谷でダートの林道が終わっていましたが、この先は尾根の西側に林道があって、尾根まで登ってきていました。ちょうど木材の積み出し作業中だったので、林道は歩かず植林を歩き、885mピークに向かいました。その先の鞍部にも西側から林道が来ており、碍子が落ちていました。さらに南に歩き、880m+ピークでは地形図の道は未確認ですが、その南には立派な道路があって、次の880m+ピークでこの道が「樹氷コース」だと分かりました。ここは10年以上前に営業終了した新戸倉スキー場の上の端で、リフトがあります。スキー場と西側の林の境界線を歩きましたが、円環状のブラシのようなものが敷き詰められていて、そのせいか草は少ないようでした。戸倉山三等三角点(895.76m)に着きました。脇には古い小屋があります。


さらにスキー場の端を南に歩きましたが、西側は急斜面の植林です。840m+から西に植林の尾根に曲がりました。再起に行くと805m地点で尾根は西と南に分かれています。西の尾根を下っていくとどんどん急斜面になりましたが、植林なので降りられて、地形図にはない林道に出ました。この林道を南に歩くと、805m地点で分岐していた南の尾根の先まで行って谷で折り返していました。こっちの尾根を降りていたら、林道に飛び降りるのに苦労したでしょう。この後は地形図通りに林道を歩きましたが、ユンボが落石を片付けていて、こちらでも伐採作業が始まるのかも知れません。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「戸倉峠」です。



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