2022/8/6に国道429号線から北の山に登って千間原三角点と広路三角点に行きました。その時は雷雨の恐れがあってそれ以上北には行かなかったのですが、今回は大気の状態も安定しているようなので、北の阿舎利山まで行きました。
今回は林道を最大限に利用してみようと考えて、水谷川に沿って谷を北に歩き、「この付近は西高栃です」の札から林道に入りました。周囲はシダの生えた植林です。この林道はかなり崩落がひどく、草も生えています。尾根の先を西に回りますが、水谷川の堰堤の上の斜面が伐採されて土が見えていたので、そこの伐採地へ通じているのだと思っていました。しかし行ってみると現場は伐採地というよりは崩落地でした。大雨が降ればまだまだ土砂が堰堤に崩れ落ちそうな感じでした。林道はここで終わりではなく、さらに尾根の西側を北上します。谷に降りていくのかと思っていたら上向きになりました。最後は終わってしまいましたが、踏み跡を辿って植林の急斜面を登ると、地形図にある尾根上の林道に出られました。再び林道歩きとなり、北に歩いていくと木材の集積所があってグラップルとフォワーダが置いてありました。この日は休日のようでした。さらに北に歩くと、2022/8/6に千間原三角点から降りてきた切通しに出ました。ここを抜けて林道を歩いても阿舎利山には行けますが大回りになるので、前と同じように植林の斜面を登りました。急斜面を3回登ると平らになり、両側にカーブミラーのある林道のターンに出ました。この太い林道を北に歩きました。前回は近くの広路三角点まで行って戻ったのですが、今回はずっと北上して、阿舎利山登山口まで来ました。
登山口なので普通なら尾根を歩くのでしょうが、なるべく林道を歩くことにしていたので、尾根の西側に作られている林道を北に歩きました。かなりシダが茂っていましたが、忠実に尾根に沿っています。1004mピークの手前で分岐する所では尾根の方に行く道が崩落してシダで埋まっていましたが、登るとちゃんと道がありました。さらに最後の分岐もちゃんとあって、林道は尾根に上がって終わっていました。ここからは広々して気持ちの良い尾根を少しアップダウンしながら歩いて阿舎利山に行きました。山頂の手前鞍部の東斜面に阿舎利川源流のモニュメントがあるのですが、そこにはダートの林道ができていました。山頂には引原山三等三角点(1087.36m)があります。周囲は気持ちの良い林です。(写真)
下山はまず登山口まで引き返しましたが、今度は尾根を歩きました。植林で倒木も少なく、林道よりも歩きやすいくらいでしたが、登山口近くは東側が伐採地でネットがあり、尾根上もアシビの藪でした。登山口からは南に林道を戻り、ぐるっと尾根先を回って延々と林道を歩きました。尾根の切通から尾根の北側に出ると新しげな阿舎利林業専用道の入口があり、東の方には一山の登山口がありました。この登山コースは895mピークのある尾根(2010/09/18に歩いた時は藪だった)の北側の林道です。この古い林道を歩いて860m+の鞍部の下に出ました。ここで林道は崩落していて登山道はどうなっているのか分からなかったのですが、探すと鞍部まで上がる崩れたジグザグの道がありました。鞍部では西と南に道があり、西の道が下り気味だったので行ってみましたが、すぐに行き止まりだったので戻って南に歩きました。この林道も古くて荒れています。おそらくこの付近を伐採した時に使われたものと思われますが、ジグザグに降りていって最後は背の高いススキに埋もれてどこが道かわからなくなりました。北側に植林が見えたのでススキをかき分けて植林に入りました。シダが少し生えていて倒木もあって歩きにくい植林を少し下ると、南に向かう道がありました。見ると南の尾根は植林なのでそこへ行こうと道を歩きましたが、ここも背丈より高いススキの生えた伐採地でした。悪戦苦闘してなんとか尾根に着き、倒木を越えて尾根に上がると自然林で歩きやすくなりました。ネットはありましたが問題なく水谷川の上流に降りられて、2022/8/6と同様に川沿いの道で戻りました。この下山は2013/05/03と同じような斜面を降りていますが(その時の反省が生きていない)、その頃に比べると伐採地の草が元気なようです。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「音水湖」です。
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