2022年3月27日日曜日

神河町の南小田から登った成ト三角点

 


2021/9/25と2021/10/16に長谷や犬見川から高峰や太田ダムに登った時に、山頂付近に南に向かう林道があり、南側から来ているのかと思っていました。しかし2011/06/04にこの付近を歩いたときは、南に降りていく林道を確認していません。ということで南側小田原川沿いの南小田から登ってみました。集落の北に林道の入り口があります。扉を開けて広い林道を登るとミツマタの花が咲いていました。周辺は植林ですが、この道は堰堤を過ぎると細くなり、その先は道の真ん中にミツマタが咲いている有様でした。結局南から登る林道は無いのだろうと結論して、植林の作業道を探して登りました。地形図の破線道を予想していたのですが、歩きやすそうな作業道を探しながら歩くと、ひとつ西側の谷に入り込みました。かなり急な谷で、両側も急斜面なのですが道は流れを何度か渡りながら続いていました。私が歩いた道が正解かどうかはわかりませんが、意外と踏み跡は消えずにずっと続きました。最後に谷の突き当りまで来ると流石に岩が増えてきて作業道は不明瞭になりましたが、頑張って急斜面を登り、尾根に上がりました。ここは標高890m付近です。


尾根を西に歩くと、林道の終点に出ました。この林道は836mピークの東側を通って北に行きます。途中に西に向かう分岐がありました。そのまま歩くと林道は終わってしまいましたが、植林の中なのでそのまま北に行って伐採地を抜けて、金属プレートの成ト四等三角点(821.42m)に着きました。伐採地なのですが、意外と良い雰囲気です。三角点からはいつものように南東に尾根を降りましたが、そのまま降りていくといつも通りなので、途中から植林の広い谷を横切りました。細い水流をいくつか渡ると林道に出ました。最初の林道からの分岐のようです。これは良く整備された林道でした。2011/06/04に歩いた南東に延びる尾根の北側に作られており、長く続いています。途中で北に分岐がありました。そのまま尾根沿いに南東に歩いて行くと、最後は東に向かった所で終わっていました。尾根に上がって南に歩き、南小田1三等三角点(776.44m)に着きました。南向きの展望は素晴らしく、天気が良かったので瀬戸内海まで見えました(写真)。


三角点からは南東の峠を目指して斜面を降りました。地形図で見るとかなり急な斜面なので、苦戦を覚悟していたのですが、ここには尾根からずっと続いているネットが張られていました。どんなに急でも、少なくともネットを掴んで降りることができます。場所によってはネットしか掴むものがないこともありましたが、木の生えている所もありました。一番急斜面は標高650mから700mの間ですが、ここは岩の多いところでした。それを過ぎると自然林になり、最後に植林になるとネットも終わりました。そのまま降りると峠でした。はっきりした道が通っているわけではなく、「水源かん養保安林」の杭が立っているだけでした。峠からは西側に谷を降りました。少し降りてから北側を探すと地形図の破線道に相当する道がありました。かなり流されており、特に谷では消えてしまうこともありましたが、ほぼ辿ることができました。地形図の破線道よりは北寄りの斜面を通っていました。最後は谷側に石が積まれ、足元も石が敷かれた立派な道になりました。かつて神社があったのかも知れません。降りてきたのは堰堤で「クズリ谷川砂防堰堤」でした。大きな扉を開けて外に出て南小田の集落にもどりました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「長谷」です。



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