2022年3月12日土曜日

美作市の大聖寺三角点

 


美作市の大聖寺は、佐用町との境のすぐ西にありますが、その西側の山を歩きました。登り始めは美作市の吉野川・県道5号線沿いの小ノ谷です。ちょっと見上げると小高い所に宝篋印塔があるので見に行きました。近寄りにくくて詳しくは調べられなかったのですが、近くの石碑には文久二年とありました。そこから山の方に行くと扉があり、抜けると墓石が点々とありました。江戸時代のものもありますし、五輪塔もありました。この付近から斜面を登りました。急斜面ですが下草はなく木に掴まるほどでもないので楽に登れました。登ると標高300mほどで、このあと今日のコースはほぼ平坦でした。


下草はなく、枝も張り出していないので歩きやすい尾根でした。ちょっと岩があることもありますが、雑木林か若い植林です。350m+から降りた所の北側に地形図では破線道がありますが、ここは植林で道はありません。さらに北東に歩き、370m+は倒木だらけでしたが、その北東には六角形の花壇が5個あり、枯れた背の高い草が生えていました(写真)。Googleマップの航空写真でも見えます。昭和52年に作られたもののようですが、目的は不明です。ここからは南には降りる道がありますが、まず北の藪を降りて作東吉野テレビ中継放送所のアンテナを見に行きました。ここには地形図通りに南から道がありました。北へ降りる方向には電柱がありますが道は不明瞭でした。


花壇まで戻って南に降りると、ここにも六角形の花壇が2つあり、植えられているのは枯れていましたが雑草ではなさそうでした。この先も南向きには道がありましたが、斜面を登って大聖寺四等三角点(384.87m)に行きました。周囲は若い植林です。そのまま南に歩きましたが、しばらくは広い尾根でどちらに歩いてよいのか悩みました。GPSを見ながら適当に歩きましたが、障害物がないのでどうにでも歩けてしまいます。南に行く尾根にたどり着くと、道らしきものがありました。ちょっと倒木がある程度の尾根ですが、どちらにでも歩ける分だけ迷いやすく、何度か方向を修正して保木谷の北の尾根を南西に歩きました。ちょっと北に曲がると、頭が少しだけ出ている大内谷四等三角点(337.11m)に着きました。周囲は雑木林です。


西に斜面を降りて岩のある少し急な斜面を登るとまた広い尾根で、注意して西方向の尾根に向かいました。この尾根には踏み跡があり、藪っぽくなったと思ったら峠に着きました。ここには小ノ谷配水池というコンクリートの塊と、嘉永2年の大きなお地蔵様がありました。だいぶ傷んでいますが、岩辺村と小ノ谷村が建てたようで、よく読めませんが「為牛馬往来安全」と彫られているようです。確かに吉野川が大きく蛇行しているのでこの峠は重要な道だったのでしょう。ここからは昔の道で小ノ谷に戻りました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「佐用」です。



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