2022年3月16日水曜日

上郡の河野原三角点から愛宕山まで一周

 


2010/05/04に智頭急行線の河野原円心駅の西側の山を歩きましたが、その時は出会った道が船岩方面から来ていることを確認しただけで、実際にそちらには行っていません。今回は船岩方面へ歩き、南の峰尾池付近を通って愛宕山から下山する長いコースを歩きました。


登り口は2010/05/04と同じく「赤松橋ふれあい公園」ですが、公園の入り口にはネットがあり、公園も荒れていました。登り口の階段への扉は以前は簡単に開いたようですが、今回は4つも針金を外す必要がありました。しかし登り始めれば以前と同じで快適な尾根です。ベンチがあり祠があり、さらに歩いていくと横山四等三角点(119.25m)があります。この細尾根は木々の間から両側に千種川が見えます。登りですが急斜面ではなく、木の間隔も広くて歩きやすい尾根です。354mピークの手前では少しシダが生えていますが、大きな問題ではありません。しかし354mピークを過ぎると西側に金網が現れ、標高360mでは金網のフェンスに行く手を阻まれました。前回にはこんなことはなかったと思います。幸いに金網の固定が悪い所があって中に入れました。入ってみると砂地に広い道があり、低い松が生えています。感じとしては、一度更地になった後に松などが生えてきたのではないかと思います。かつては広い道だったと思うのですが、松が茂っていて、それをかき分けて歩いた場所がたくさんありました。河野原四等三角点(410.21m)の周囲は以前と同じで道が取り巻いていますが、その中は灌木の強烈な藪です。高い木はなく、松などの低い木ですが、かき分けるのが大変で、しかもイバラが混ざって生えています。悪戦苦闘して藪を抜け標石を見つけました。白い杭が立っており、前回見つからなかったのが不思議です。しかし切り開きも何もなく、藪に埋もれていました(写真)。


この付近は前回は見晴らしが良かったのですが、松が邪魔になってきました。道は赤っぽく真砂土のような感じです。どちらに歩くか悩みましたが、正解は三角点から東側を北上する道でした。ここからは長い林道(?)歩きです。途中にはナンバープレートの無い自動車が何台か捨てられていました。船岩の養鶏場には近づかないようにしましたが、匂いは十分伝わってきました。道はたくさんありましたが、船岩の南になるべくダイレクトに行けるようにGoogleの航空写真で位置を確認しながら歩きました。最後は養鶏場の南に出てきて、ここは航空写真では広い空き地のように見えたのですが、実は伐採地で枯れ草が茂っていました。しかも地形は削られたのか凸凹で歩きづらく、植林の端を歩きました、植林を西に登って降りると道に出てきました。北にはソーラーパネルがあります。工事の後らしく、ユンボなどが残っていました。


この道を南に歩くと西に曲がり、大きな扉(開いていた)があって、地形図の道に出てきました。そのまま降りれば市原ですが、途中で東に入って(すぐに養蜂箱があった)南に向かって歩きました。これは古い道のようでした。450m+の小ピークを東に巻いて447mピークとの鞍部に出ると、「上郡アルプス縦走路」と書かれていました。歩いている方向は峰尾山だそうで、これはラッキーでした。整備された道です。周囲も木がまばらなのでどこでも歩けそうでしたが、迷う可能性もなくピクニック気分で歩けました。峰尾山への登りはちょっと急でしたが、登れば峯尾四等三角点(423.91m)がありました。展望はありません。ここで縦走路とは別れて、南東に広い尾根を降りました。木の間隔は広いのですが、方向が定まらずフラフラと降りて行くと、なんとなく踏み跡があるようでした。そのまま峰尾池の北側を歩きました。整備された道ではありませんが、途切れることはありません。途中に「境界」の標石がありました。峰尾池は全く見えません。そのまま南東にやや藪っぽくなった斜面を少しずつ登っていき、尾根に出ると「この山の茸を取ることを禁ず」と書かれた板があり、「上郡アルプス縦走路」もありました。縦走路は峰尾池の南側を通っているようです。苔縄の方向に歩くと、愛宕山に着きました。轟山三等三角点(410.72m)があり、展望も良好で千種川の下流方向が見えます。尾根を東に歩いて369mには神社(愛宕社?)があります。ここは苔縄城の跡という説もあるようです。ここからは急斜面をジグザグに降りましたが、トラロープもあって助かりました。階段はちょっと邪魔でした。途中からも千種川が見えます。2009/12/26に来た時よりも良く整備されていました。最後は赤松小学校の駐車場に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★ 河野原三角点には行くべきではない

地形図は「上郡」「上月」です。



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