美作の木地山には2016/08/16と2017/07/22に東の西粟倉村側から登りましたが、今回は山の西側の木地山から登ってみました。2021/10/09に袴ヶ仙に登ったときのように県道7号線から東に入り、今回は木地山川沿いに東に歩き、村の手前の分岐を北に入りました。この先も小脇屋谷川沿いに良い道が続いていますが、山裾に赤い「火の用心」の札が立てられています。ここから川沿いに歩くと「七右衛問谷」と書かれた木の杭の脇にも「火の用心」があります。このような木の地名表示はこのあと木地山川沿いでもいくつか見ました。巡視路はここから植林の急斜面を登ります。普通なら木に掴まってやっと登れるような斜面ですが、黒のプラ階段のおかげで楽に登れました。少し北寄りに行くと北方向の展望がありました。そして緩やかな坂を登ると、山崎智頭線七五鉄塔がありました。
鉄塔からは尾根歩きですが、美しい植林が続きます(写真)。標高700m付近で尾根が緩やかに南に曲がるあたりからは自然林が増えてきますが、歩きやすい尾根でした。多少の急勾配はありますが木に掴まるような所はありません。少し細い所や岩も少しあります。再び植林になって、気持く歩いて南北の西粟倉村との境の尾根に出ました。北に行くと大倉山ですが南に曲がりました。植林ですが尾根上には岩場もあります。そして杉谷三等三角点(907.64m)のある木地山に着きました。三角点がないと見落としてしまいそうな平らな尾根です。山名のプレートもありました。
木地山からさらに南に歩きましたが、楽な方向に行くと東の尾根に行ってしまうので、南に急斜面を降りました。降りた付近は広くて気持ちが良く、さらに尾根は西側が植林になっています。どこを降りていっても下山できそうでしたが、楽に歩けるので南に866mピークまで歩き、そこから西の尾根で下山しました。これも何の障害もない尾根で、ちょっと急斜面になると下に舗装道路が見えました。道路の山側はコンクリート斜面ですが、降りられる場所があって、無事に道路に降り立ちました。あとは木地山川沿いの道を歩いて木地山(地名の方)に戻りましたが、昔から利用されていた谷のようで、奥の方から石積みがあって棚状の耕作地が作られていました。木材の積み出し基地もありました。木地山川も岩肌をなめて流れる場所が多く、見ていて楽しめる川でした。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「坂根」です。