2021年4月7日水曜日

東から登る一山

 


一山は阿舎利から登るのが一般的ですが、東側の林道を利用して登ってみました。一山の東は阿舎利川が流れており、道路がその東側なので、林道の橋を渡る必要があります。この林道は幅は広いのですが荒れており、大きな石が多くて下手をすると捻挫しそうです。意外と周囲は植林ではなく、コナラの林もありますし、低めの松がたくさん生えています。登っていくと徐々に道は良くなります。そして北向きの水平道に分岐するので、そちらに歩きました。これは植林の中の良い道ですが、地形図通りに終わってしまうので、そこからは植林の作業道を辿ってさらに北に歩きました。途中で炭焼き窯を二つ見ました。そして太い支尾根に出て、そこから登り始めました。岩のある尾根ですが植林なので楽に登って行けました。しかし標高900m付近できれいな植林は終わって岩の多い谷となったので、南側の尾根に移りました。こちらは手入れの悪いと言うか若い木の植林の急斜面でしたが、木に掴まらなくてもなんとか登れました。植林から山頂の伐採地に出て、枯れススキを踏んで頂上に出ました。水谷三等三角点(1064.56m)があり、伐採されているおかげで西・北・東に展望があります。北の氷ノ山はまだ雪が残っていました。


下山は航空写真で見える南斜面の伐採地を降りて林道に出るつもりだったのですが、ススキとアシビを抜けて降りていくと、美しい林に出ました。コナラが主体なのでまだ枯れ木でしたが、一山は植林の山という印象なので、このような自然林が残っているのは意外でした。この林は山頂から東に伸びる尾根一帯に広がっています。気持ちの良い林を降りていったのですが、その先が急斜面であることは地形図から分かっていました。実際尾根の端まで来ると岩の多い急斜面でしたが、岩があるおかげて意外と楽に降りられました。あまり方向は気にせずに楽に降りられる方向に降りたら、南の谷に出てしまいました。この谷は岩で埋まっており、山頂の岩が崩れ落ちてきたものでしょう。谷の中央は岩だらけで歩きにくいので、横の斜面を降りました。いちばん急なところは木や岩に掴まって降りて、無事に林道に降り立ちました。予定とはだいぶ違った下山でしたが、あとは林道で阿舎利川に戻りました。


展望 ★★☆

藪山度 ★★☆

地形図は「音水湖」です。



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