2021年4月3日土曜日

多可青年の家から登る妙見山

 


多可町加美区には青雲の杜キャンプ場とか多可青雲の家はあるのですが、青年の家はありません。しかしこれが道標にあった名前なので、こうしておきます。登り口は、その青雲の家で、道を真っ直ぐ登ると扉があり、植林の林道となります。航空写真で見ると林道がたくさんあるので、林道で登れるところまで登ろうと思って、植林を横切らずに林道を歩きました。地形図通りに登っていき、目的の尾根から外れそうになったので幅の狭い道で西に戻りましたが、この道は登って行きそうもなかったので、作業道を見つけて尾根に上がりました。急な尾根ですが登りやすく、少し登ると林道に出ました。この林道は尾根を横切っているのでまた作業道を探すと、トラロープの張ってある作業道がありました。これ幸いと登りましたが、トラロープは作業道ではない所にも張られていて、登山道なのかわかりません。とにかく歩きやすい尾根を登ると、「運命の分岐点4/10」と書かれた板があり、「妙見山山頂→」「←青年の家」となっていて、青年の家の電話番号が書いてあります。これは実は青雲の家の電話番号なのですが、とにかくこれが登山コースだということが分かりました。運命の分岐点というのは、引き返すならここだということでしょうか?おそらく大回りして先程の林道から登り始めるようになっているのでしょう。ここからは登山道ですから、場所によってはロープもあり、整備されています。途中に大岩もありますが展望はなく、やや単調です。落ち葉が滑りやすい場所があり、ロープは役立ちますが、布のロープなので切れている所もありました。ひたすら頑張って登って、主尾根の660m+ピークに出ると、「にせの頂上」と書いてありました。ちょっと可哀そうです。ここから一旦の下って急斜面を登ると、妙見山の山頂です。妙見山二等三角点(692.43m)があり、展望もあります。ここまで約80分でした。


山頂からは北に戻って、「にせの頂上」からトラロープをくぐって北に向かいました。2015/04/29と同じコースです。すぐに牧野大池への急峻な下山道がありました。この先は特に迷いそうな所はありません。展望もないのであまり楽しみの多い尾根ではないかも知れません。いちど450m+の鞍部まで降りて、急な坂を登って528mピークに着き、今回は地籍図根三角点のある470m+の小ピークでちょっと迷ってから東に降りて345mの樺坂に降りました。「右まきの 左たんば」と彫られたお地蔵様があります。丹波への道は2015/04/29に歩いています。今回はすぐ下の林道観音寺線に降りました。舗装された幅広い林道で、これで下山と思ったのですが、いきなり西側に未舗装の道を見つけました。地籍調査のピンクテープがたくさんあって、これでも下山できそうだと思って、こちらに行きました。この道は斜面を横切る形で作られており、地籍調査とは馴染まない感じがするのですが、延々と続きました。幅が狭くて消えそうだったのですが、いきなり運搬用のモノレールが道を横切りました。藪の斜面を突っ切って登っています。この付近から少し幅広の作業道となり、谷に降りました。谷には小屋があって「ニッカリのモノラック」が据え付けられていました。モノレールは藪の中に登って行っていました。ここからは舗装道路ですが、途中に「青倉神社160m 自然のクーラー100m」という札があったので、戻って神社を探しました。舗装道路の突き当たり、「石峰」という札から右に曲がって見上げると神社があります。これが青倉神社で、岩に作られた小さなものですが、屋根は鉄パイプなので頑丈そうでした(写真)。さらに道を下ると「樺坂鉱山跡地」という札があったので、これも見に行きました。立派な石垣があり、スラグも落ちていましたが、坑道はおそらくずっと上の、青倉神社の方ではないかと思います。さらに下ると荒れた別荘地になり、最後は桜並木で花見ができました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「丹波和田」です。



0 件のコメント: