2020年12月10日木曜日

北から登る植松山

 


千種の植松山は何度か登っていますが、今回は北から登ってみました。原の観光りんご園からカンカケ林道を西に行くと、原不動尊の奥の院の所で通行止めになっていました。2011/09/25にはもっと先まで行けたのですが、今回はここに車を置いて歩きました。八丈川を遡って、1178mピークから延びる尾根の先端に出ました。この尾根は2011/09/25には伐採地があって降りなかった尾根なのですが、登り口も伐採されています。急斜面が伐採されて登りにくくなっています。とりあえずは作業道で上がっていって、伐採地を少し登ってから南側の植林に入りました。植林でも急斜面で、木に掴まりながら登りやすそうな場所を探して登っていき、なんとか尾根に乗って登っていきました。特に歩きにくくはない尾根で、最初は木の密度も高く急ですが徐々に楽になりました。999m地点を過ぎ、標高1100m付近は再び急斜面になりますが、これを登り切ると1160m+のピークです。2011/09/25には伐採地があると思ったのですが、実はこのルートには伐採地はなく、伐採地で苦労したのは最初だけでした。


ここからは2011/09/25と逆向きの尾根歩きです。いったん鞍部に降りますが、ここは大岩が多く巻くのが正解でした。1178mピーク付近からは千種川方面が見えました。歩きやすい尾根です。1150m+ピークは伐採されており、植林されていましたが、ピークだけでそんなに広い範囲ではなく、ブナなどの自然林を伐採して杉を植えることにどんな意味があるのでしょうか?さらに東に広い尾根を歩いて1114m地点を過ぎ、木の間隔の広い植林を登って1170m+の尾根に上がり、南に歩いて植松山に着きました。この尾根はアシビに覆われていますが、西の植林には道があります。植松山三等三角点(1191.07m)と小さな祠があり(写真)、その中には仏像がありますが残念ながら首が取れています。東側には広く展望があり、案内板もあります。


下山は北に戻り、登ってきた坂を西に降りて、そのまま尾根を下りました。地形図で見るとかなり急な尾根ですが、木に掴まらなくても降りられる程度でした。マーキングなどはいっさいありません。なるべく尾根らしい場所を選んで降りていくと、谷に出ました。少し谷を降りると錆びて朽ちたドラム缶がありました。谷沿いに降りるのは危なそうだったのでまた尾根に上がり、尾根伝いに谷に向かって降りました。ここも急斜面がありますが、落ち葉で滑らなければ大丈夫です。最後は岩場があって、ちょっと苦労して谷に降りました。地形図では谷の東側に道があるので東側に行きましたが、細い谷で東側は通れず、一度西側に渡ってから再び谷が広がった所で東に渡ると道がありました。この道で2011/09/25に歩いた林道に出て戻りました。この林道は改修中で、2011/09/25に橋が落ちていた所は修復されていました。そのうちに伐採が行われるようです。そうなると歩きにくくなるでしょう。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「西河内」です。





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