2020年12月19日土曜日

南から登る備前の観音寺山

 


観音寺山は以前に北から登っていますが、今回は南の2号線側から登ってみました。登山道もあるようですが、谷より尾根を歩きたくて伊里中の山裾の墓地から登り始めました。最初はただの藪でしたが、すぐに谷の西側に道の形跡を見つけました。これを辿って登っていくと、意外とシダ藪に入らずに登れました。ときどき見失いましたが、谷の奥の急斜面にも踏み跡がありました。標高150mを越してやや平らな尾根になると明らかな道もありました。シダがときどき膝くらいまで生えていますが、その中に踏み跡を探して登ると、標高200mを越してなんとなく人の手の入ったなだらかな尾根となりました。この尾根は標高250m付近から急斜面となり、ここはシダも生えています。しかし踏み跡を探して東寄りに登ると、大きなシダの塊は避けられて、標高290m付近で主尾根に上がりました。この尾根は、ここより東ではシダは無いのですが、西に登ろうとすると大岩があり、シダ藪の急斜面を登る羽目になりました。足元がよく見えないので登りにくいだけでなく、イバラも多いので手こずりました。しかし少し登ると320m+には道があり、南に道の終点まで行くと岩の上に出て展望が広がりました。ここが道標にある南展望岩でしょう。


次は観音寺山を目指して歩きました。北に少し行った340m+付近は東観音寺山なのでしょうか。ここの案内板に従って西に斜面を降りましたが、激下りでした。ロープもありますが、足元が砂っぽいので滑りやすく、気を遣いました。鞍部(十字分岐)まで降りると道標がいろいろあり、南は一本松へ北は閑谷に谷道で降りられるようです。ここから観音寺山までは整備された道ですが直線の急勾配の登りです。登り切ると、観音寺山の山頂です。前回とは違って天候が良く、片山湾方面から瀬戸内海が見えました。長水三等三角点(385.32m)があります。


山頂からは南に歩きましたが、簡易トイレがあり、瀬戸内海がよく見える展望地がありました。しかし南は天気が良いと逆光です(写真)。いったん下ってからまた登るとピークは三叉路で、南へは三ノ池ルートと尾根ルートで東片山に下山となっています。このルートで南の尾根ルートに向かいましたが、途中で東片山方面に向かう尾根から別れて藪に入りました。藪といっても灌木の林でシダは生えていません。水平に歩いてひとつ東の広い尾根にでて南に下りました。ここは道の跡がありました。落ち葉を踏んで歩き、標高250mを切る鞍部を過ぎると道は264mピークの西を巻いて南の尾根に行っていました。264mピークにも行ってみましたが、特になにもない低い灌木の林でした。264mピークの南の尾根は落ち葉が多く、少し急斜面もありますが砂や落ち葉で滑りやすいだけで、歩くのは難しくありません。そして尾根が東西2つに分かれる付近の北では西側に道があり、降りられそうでしたが初心貫徹で東の尾根に進みました。こちらは徐々にシダが増えてきましたが、踏み跡の跡のようなものが残っていて、上手に探しながら降りると意外と消えず、シダの間を降りて行けて、人家の裏手に出てきました。


展望 ★★☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「和気」です。



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