2020年12月26日土曜日

備前の富田松山城跡

 


富山松山という山は備前の片上湾の東岸にあります。山頂は城跡です。山の東の運動場の付近から登山道があります。案内板と道標があるので迷うことはありません。登り口に牛神社があり、田倉の牛神社のように小さな牛の備前焼がたくさん置かれていました。少し登ると品川白煉瓦線10鉄塔があります。展望もあります。さらに登って尾根に出て西に歩けば沖浦四等三角点(196.14m)のある東出丸から、深く掘られた堀切と三の丸を見て本丸に上がりました。広い山頂は土塁に囲まれています。展望も良好です。西に降りれば二の丸から大手曲輪、さらに犬走りまで降りましたが、このまま下山もできそうな感じでした。しかし下山はせずに本丸に戻り、東に歩きました。


登ってきた道を過ぎると「雨乞い跡地」があり、さらに東に尾根道が続いています。その東では航空写真で見ると片上湾に向かって真っ直ぐに伐採地があるようなのですが、上から見るとあまりよく見えません。低い松が生えている所がそうなのでしょうか?ここから東に降りる所は急斜面でロープがありました。その東には下山道がありましたが、更にまっすぐ東に尾根を歩きました。はっきりした道があります。単なる踏み跡ではなく、切り開かれています。次のピークには小屋があり、不動明王が祀られていますが、未開封の缶ビールが何缶も奉納されていました。200m地点は石が多く、そこからは登りになってシダが増えました。マーキングがなければ歩きたくない尾根です。マーキング通りに歩いて問題なく前山に着きました。穂浪三等三角点(292.34m)があります。瀬戸内海に向かって展望が広がっています。岡山ブルーラインの片上大橋が見えました(写真)。


前山からは北に向かいました。こちらもマーキングがあります。前山の北の270m+ピークはGoogle Mapでは友延山となっていますが、特に何もありません。地形図では途中で破線道が東西に尾根を横切っていますが、気が付きませんでした。マーキングは各種ありますが、たまに見失いました。しかし少し歩くとまた見つかったので、迷わずにすみました。下草のない歩きやすい山でした。220m+からはしっかり東に向かう必要があります。その先には石が集められている場所があり、人工物があったのかも知れません。そして228mピークを過ぎて、はっきりした道を降りていきました。標高100mを切った付近で尾根はシダ藪になります。腰くらいの高さのシダ藪ですが、マーキングがあります。それでもシダ藪は歩きにくいので、少し北側のシダのないところに出て歩いたこともありました。最後は巨大な品川白煉瓦線1鉄塔に出て西に降りると、この山の周囲には用水路が作られていました。それを北に歩くと新幹線の伊里トンネルの出口に出てきて、あとは道を歩いて出発点に戻りました。


展望 ★★☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「片上」です。



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