2020年11月15日日曜日

用瀬の船岡殿三角点

 


因美線鷹狩駅の東の山には普通林道下野赤波線が作られており、尾根近くを通って南の杉森まで車で行けてしまいます。そのため尾根歩きをしようという気にはならないのですが、自然林が多そうなので紅葉を探しに行ってみました。


登り口は鷹狩の東の下野赤波線の入り口で、この付近は墓所だらけです。江戸時代の墓石もあります。尾根には道があり、ちょっと枝をかき分ける程度で楽に登っていけます。そもそもそんなに高い山ではありません。最初の190m+をかすめて、181mピークを通り、次の180m+付近に来るとお地蔵様?がありました(写真)。銘文はほとんど消えて読めず、なぜここに?と思ったのですが、麓の馬路から登ってくると、ここが山への入り口となります。ふさわしい場所だったのでしょう。じっさいここからしばらくは道があって、それを通って下野赤波線に出ました。ちょっと林道を歩いてから、林道が尾根を横切るような地形の所で再び尾根に上がりました。ここは急斜面でしたが、適当に登っているとジグザグに登る道があることに気が付きました。260m+の尾根に上がって少し行くと、未舗装の林道が尾根を横切っていました。この林道は尾根の西側を少し並走していました。こちらはあくまでも尾根に固執して363mピークも西側をかすめて、北に向かいました。この付近は常緑広葉樹が多く紅葉や黄葉はあまりありません。それでもたまに紅葉があります。2つの350m+小ピークを過ぎて、次の340m+ピーク付近はわかりにくく、危うく南に行きかけました。藪っぽく倒木が多いのですが、ずっとピンクのマーキングがあり、この付近では地籍調査のピンクテープでした。その北では西側に未舗装の林道が現れました、航空写真で見てもこの付近には林道がたくさんあります。ここではちょっと道に迷っていちど下野赤波線に出てしまいましたが、すぐに尾根に戻りました。下野赤波線はずっと尾根の東側を走っているのですが、尾根からはほとんど見えません。その代わりというのでもありませんが、その先でも西側の未舗装林道が尾根を横切っており、尾根から降りるのにちょっと苦労しました。そして再び藪の尾根に入り、少し登ると船岡殿四等三角点(326.91m)に着きました。東側は植林となっています。


三角点から北に降りて下山しました。この付近は植林の時に使われたのか溝状の道がいくつか尾根を横切っていますが、最後の道が北の尾根に繋がっていました。300m+ピークから西側の尾根に降りましたが、こちらもマーキングがありました。あまり迷う要素はなく、まっすぐ降りて行きました。途中で東側下に舗装した林道が見えました。210m+ピークにはサンヨーのカセットデッキMR-G307が木に掛かっていました。動きませんが、見た目は全く傷んでいません。標高200m付近から少し迷いながら西に向かう尾根に降りていきましたが、尾根は南西に曲がり、徐々に藪がひどくなって枝をかき分けるのが辛くなりました。しかしこれはずっと続くわけではなく、踏み跡が復活する所もありました。124mピークを通って、最後は急斜面を降りるとガードレールのある道がありました。ここは堰堤で、北に道を降りると柿の果樹園に出ました。大きな柿がたくさんなっていて収穫の最中でした。六日市の方向に抜けて、国道53号線で出発点に戻りました。ここは因美線に一駅乗っても良かったのですが、本数が少なく待ち時間が長かったので歩く方を選びました。


肝心の紅葉は4時間歩いて数本でした。途中で何度か展望があって、千代川沿いが眺められました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「用瀬」です。



0 件のコメント: