2020年11月11日水曜日

笹樹三角点から赤谷山

 


赤谷山にはいろいろな方向から登っています。2012/07/21には鹿伏から、2012/09/16には戸倉スキー場から登っています。今回は紅葉を見る目的で、笹樹三角点経由で登ってみました。まず兵坂トンネルの南から西へ脇道に入り、ぐるっと南に向かって植林の下を通って、南から植林の急斜面を登りました。非常に急ですが、作業道の名残りもあってなんとか登りました。ここからもしばらくは植林を登り、そのうちに南側には自然林の紅葉が見えるようになりました。急斜面が続きますが紅葉を眺めながら標高差300m以上を登っていくと、シダと落ち葉の中に笹樹四等三角点(907.5m)がありました。この先はいったん下ってまた登りますが、だいぶ勾配は楽になりました。南側の紅葉は続いています。そして葉の落ちた林に入り、2012/07/21に鹿伏から登ってきた尾根に合流しました。金属プレートの清木(せいき)四等三角点(1140.13m)はシダと笹の間にあり、氷ノ山が望めました。ここからは緩やかな尾根歩きとなりました。時々北や南に展望があります。笹は最初は膝くらいですが徐々に背が高くなりました。1162m地点も笹薮です。しかし踏み跡があり、笹を手でかき分ければ難なく歩けました。そして笹をかき分けて1170m+で県境の尾根に出ました。ここはいつも悩むのですが、進むべき道は登って左手にあります。南から登ってきたので左は西だと思ってしまうのですが、実際には尾根には西から上がっていて、左は北なのです。この道は背の高い笹の藪を抜けて行き、戸倉スキー場からの登山道と合流します。さらに背の高い笹の間を抜けて、赤谷山に着きました。360度の展望があります。落折二等三角点(1216.57m)もあります。


下山は2012/07/21にも2012/09/16にも歩いた戸倉スキー場への登山道です。最初は笹の間を抜けて降りていきますが、そのうちに笹は消えてコナラの林となり、徐々に紅葉も見られるようになりました。紅葉はもう終わりに近づいていましたが、それでも真っ赤な紅葉や黄色、オレンジ色など様々な色が見られ、それらが重なって見られるところもありました。迷いようのない尾根ですが、たまに道標があるとホッとしました。しかしそのまま降りると戸倉スキー場に行ってしまいます。下山の尾根についてはちょっと悩みましたが、2012/07/21には兵坂トンネルを越して原横行線34鉄塔まで行って、結局北側に降りているので、今回はもっと手前の尾根に曲がって南の谷に降りることにしました。この尾根は紅葉が綺麗で良かったのですが、思ったよりも急斜面でした。いきなり標高850m付近で尾根を真っ直ぐ降りるのが難しくなり、少し東に寄ったのですがこれが失敗で、結局尾根に戻って木につかまりながら急斜面を降りました。しかしここの紅葉はきれいでした(写真)。ここからしばらく木につかまって降りる急斜面が続きました。紅葉も続いています。そのうちに西側斜面は植林となり、尾根も植林となりましたが、それでも急勾配でした。最後は植林を抜けて滝のある谷に出ると、道路の終点でした。この下山は危険なのでおすすめできません。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「戸倉峠」です。



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