2020年10月3日土曜日

万久里から登る但馬妙見山

 


養父市の八木川沿いから妙見山に登ってみました。標高差は1000m近くありますが、Googleの地図や航空写真で見るとこの付近には地形図にない林道がたくさんあります。それを利用することにして、まず万久里から林道を歩きました。林道本谷線で、途中から未舗装になりますが、車で上がれる道です。30分ほど登ると、水平に近く山の周りを廻る林道に出ました。以前にも出会った、「森林管理道 八木谷・大谷線」です。法面のしっかりした新しい林道なのでどこから登るかが問題ですが、西に歩いて目的の尾根の先に行くと、法面の上にあがるための階段がありました。これで首尾よく尾根に上がれたので、ここから尾根に沿って登っていきました。ここが標高500mくらいです。


自然林の尾根で、急勾配ですが問題なく登れました。685mピークまで来ると、目の前で林道がターンしていました。ここからは林道でも登れますが、尾根を歩きました。地形図では尾崎から名草神社への参道と思われる破線道が西から登ってきていますが、そちらには林道がジグザグに走っていました。しかし尾根には確かに道があがってきていました。ただしそれが名草神社の方へ続いているかどうかは未確認です。植林を真っ直ぐに登ると万久里三等三角点(790.53m)に着きました(写真)。ここから妙見山を目指して植林を登りました。そのうちに北側は自然林となりました。960mピークは歩きやすい自然林です。その後は少し急勾配になり、伐採地があって八木川沿いが見えました。それからシダが増えてきて、少し歩きにくくなりましたが、大きな問題ではありません。そのうちに再び植林に入り、1100m+で2018/10/15に下山した登山道に合流しました。少し高山らしい風景の中を快適に歩いて、山頂に着きました。妙見山四等三角点(135.49m)があります。ここまで急斜面は少なく、距離はありましたが楽な登山でした。標高差1000mですが、2時間半もかかっていません。


下山は山頂から南西に尾根を歩きました。山頂の表示では「福岡・作山へ」の方向です。こちらも歩きやすく、マーキングもあります。1127mピークまで来て、南に尾根を降りました。歩きやすい尾根ですが、少し下ると林道に出ました。西から来て、この尾根をジグザグに下っていっています。最初は林道を避けてまっすぐに尾根を降りてみましたが、倒木が多くて歩きづらく、結局林道で降りました。967m地点ではまっすぐ降りるかどうか悩みましたが、結局林道で降りました。大きく迂回し、分岐もあるので降りられるのか不安でしたが、なんとか最後は八木谷・大谷線に降りられました。そして、尾崎まで林道で降りました。この道は完全舗装で車が通れますが、勾配がきつく、登るのは辛いかも知れません。周囲はミツマタが植えられた植林です。かなり長距離を歩いて、尾崎の集落に着きました。


全行程17kmのコースでしたが、半分以上は林道なので5時間ほどで出発点に戻れました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「関宮」です。



2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

妙見山はターゲットに入れてますが、なかなか遠いので行きにくいです。蘇武岳は行きましたが但馬の山々は展望がいいので大好きです。ところで淡河の点名「下村」未踏なら是非行ってみてください。展望もいいです。シダ薮を漕いで行きました。今ならシダ道が出来ているので快適に登れるでしょう!
                               京田辺のyabayaba

藪山探検隊 さんのコメント...

「下村」行ってきました。強烈なシダ藪でした。人の形の道は未確認です。