野々上三角点は、山崎の北、揖保川東岸にある野々上の東の山にある三角点です。もちろん野々上からも登れると思いますが、三谷から林道を北に辿ると三角点のすぐ近くまで行っているので、このコースで登ることにしました。
三谷村から更に東へ行って、林道が分岐する付近に車をとめました。この分岐点には「みぎ あんじ ひだり ???」と書いた大正時代の石標が立っています。左は行き止まりなので、何と書いてあったのか興味ありますが、読めませんでした。ここから沢沿いの道を終点まで歩きました。途中に木材加工の作業場や資材置き場があります。その先からは舗装が切れますが、よく整備された道です。途中で車両通行止めになりますが、良い道は続きます。ただ標高はどんどん上がって行きます。沢はずっと続きますが、だんだん細くなります。最後は350m+まで登り、終点には木戸のようなものがあります。周囲には背の高い草が生えており、草の中に丸い掛け時計が落ちていました。
ここから先は沢しかありませんが、水があるので歩きにくそうです。道を探したのですが見つからず、結局東側の斜面を登ることにしました。最初は低い松が植えてあり、切り株も多い植林です。少し登るとシダやイバラが増えてきて、さらに倒木が多くなります。草をかき分けて登りますが、足元が見えないので困ります。ジメジメしており、案の定ヒルに食いつかれました。さらに急斜面の倒木地帯(しかも倒木の間は草で埋まっている)を登り、最後に防獣ネットが現れるとその先尾根までは手入れされています。
出てきたのは、地形図の518mピークの北の鞍部で、北へ進みます。尾根は歩きやすく、たまにある倒木を避ければ問題なく進めます。石標がところどころにあります。広い尾根に出て、倒木の間に三角点を探しましたが、他の赤い石標がたくさんあって迷いました。数字を書いたタイルをはめ込んだ、たつの市に多い石標まであり、最後にやっと野々上四等三角点(597.7m)を見つけました(写真)。これは他の石標よりは目立たないところにあるので気を付けないと見逃します。この付近の三角点は他の石標と同じく赤く塗ってあります。
三角点のある広いピークをさらに西に進んで南の尾根に降りました。ここからしばらく尾根を南に進みました。そのまま真っ直ぐ降りると林道の終点近くに降りられそうでしたが、その前で西に進路を取りました。すると左手に防獣ネットが張られており、快適な尾根道になりました。これはしばらく続きますが、ネットに沿って進むと次の470m+ピークで東に行ってしまうので、ここは更に南西に進みました。
このあと、543mピークに登りました。この付近の尾根には植林の間の道が多いようです。石標はずっと埋められています。展望はほとんどありません。543mピークを降りて、次に500m等高線を登る付近は岩場になっています。そして、また広い尾根に出ると、三谷三角点(568.7m)があります。
ここから先は2008/08/17に歩いたコースの逆コースです。なだらかな尾根を南に下ります。500m等高線のはずれを何も考えずに進むと、南東向きの尾根に出てしまいます。この尾根でも下山できるかも知れませんが、前と同じコースに戻って、送電線の鉄塔に出ました。神野溝口線30号鉄塔です。良い眺めです。ここからは送電線の巡視路で降りました。斜面をつづらに降り、その先は尾根に道があるのでそのまま下山すると、三谷の村のど真ん中に出てきました。
林道の終点から登るのは明らかに間違いです。おそらく終点の手前で西側の斜面から登るのが、三角点に到達するには一番楽ではないかと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★★ 最初は大変でした
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