三谷三角点は、山崎の北東の山にあります。長い尾根が南西に伸びており、尾根歩きにはもってこいの山に見えます。どこから登るかですが、山崎町三谷に岡神社という神社があり、この裏手を起点としました。ちょっと植林を登って尾根に出ると、割と歩きやすく、314mピークを過ぎ、送電線の鉄塔に出ました。神野溝口線30号鉄塔ですが、昭和14年の可愛らしい鉄塔です。ここで少し展望を楽しんでから、さらに尾根を登ります。最初は水流で溝の掘られた斜面ですが、そのうちに木がまばらな広い尾根になります。じっくり登り続けると、三谷二等三角点(568.7m)に出てきます(写真)。二等三角点ですが、周囲は静かな森林で上空もあまりよく見えません。
この先は更に北に進み、下山のために途中の分岐で西に進路を取りました。この後も道はありませんが、倒木などはあまりありません。場所によってはちょっと湿っぽいところもあります。広くなだらかな尾根が続き、マムシに会いました。途中に岩場があって山崎の街が望めます。そして神野溝口線25号鉄塔があります。
この先をどう降りるかは難しいのですが、私はもう一つ三角点を見ようと思って、495mピークから北側の尾根に進みました。この尾根は岩場が多く、展望が楽しめます。そして、矢原四等三角点(341.8m)があります。最後もさほど困難は無く、神谷の村に出てきました。
ぐるっと一周コースですが、最後に南側の尾根を選べば起点の近くにも帰れそうです。山崎の町以外の展望はなく、上の短い文章で分かるようにとりたてて特徴のある場所もありません。しかし気持ちよく山の中を歩けるルートなので、散策の好きな方にはお勧めできます。
展望 ★★☆
藪山度 ★☆☆
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