2020年8月29日土曜日

智頭町の惣地から富沢三角点

 


これは智頭の篭山の西の山並みですが、篭山からは笹薮で行きづらそうだったので、惣地から登ってみました。惣地から豊乗寺の方へ歩くと「新西国八十八ケ所参道」がありました。これはラッキーで、参道で植林を登り始めました。点々と石仏がありますが、そのうちに豊乗寺の奥の院への参道と一緒になります。そして奥の院に着きました。ガラス窓ですがなかなか形の良いお堂です。お堂の後ろには五輪塔もあります。山歩きはその背後から植林に入って行きます。歩きやすい植林がずっと続き、しかもなだらかに登っていくので疲れません。421mピークから西へ尾根を歩くと林道の終点がありました。そしてさらにゆるやかに登っていって、少し笹藪っぽくなって、口波多四等三角点(473.07m)に着きました。


ここまでは緩い尾根歩きでしたが、ここからは本格的な登山になります。と言っても、まず少し戻ってから北の峠に降りました。地形図で破線道が通っている場所には道はありませんが、通れそうな感じでした。北に植林を登っていきましたが、踏み跡というか作業道があって、勾配も緩く、ここからも楽な植林歩きでした。ゆるゆると広い尾根を北に、西に、また北に歩いて、金属プレートの富沢四等三角点(571.42m)に着きました。さらにゆるやかに北に曲がりながら歩きました。618m地点の手前は少し急斜面でしたが、作業道があるので割と楽でした。その先も急にはなってきますが作業道があります。さらに720m+に上がる所は非常に急で、足元は割と良いので真っ直ぐにも登れそうでしたが、作業道を歩いていくと西側を巻いていきました。最後は急斜面をちょっとだけ登って尾根に上がると、ここからは植生がだいぶ変わりました。笹が増えてきて、しかも登るにつれて背も高くなり、密度も増します。尾根の勾配はたいしたことはなく、踏み跡もありますが、背より高いチシマザサをかき分けなければなりません。やっと主尾根に達し(というかこの尾根が曲がって主尾根になるのですが)、尾根の北側にある踏み跡を笹をかき分けながら進みました。標高800mを越えた付近で尾根に出ると、南の方角に展望があり、惣地が見えましたました(写真)。


この先さらに尾根を西に行っても笹薮のようだったので、ここで引き返すことにしました。尾根の北側の踏み跡をたどると、笹薮をかきわければそのまま734mの鞍部に降りられそうでしたが、降りても南の谷の破線道はいかにも怪しそうだったので、登ってきた尾根に戻って下りました。下っていくと笹がだんだん低く、疎になっていくので嬉しくなりました。登りで通った720m+地点を真っ直ぐ、東向きに進み、さらに南に植林を降りました。この付近はずっと植林ですが、木が若いのか下草が多い感じがしました。しかし植林ですので、問題なく降りられて、尾根を下っていくと林道に出会いました。下山の方向はわかりやすく、路面も石は少なくて楽に歩けました。「森林作業道惣地大谷上線」だそうです。そのうちに谷川沿いの林道と合流しました。谷の林道はこの上も続いていました。あとは川沿いに降りました。堰堤がいくつもありました。惣地の集落を抜けて、出発点に戻りました。後から、2018/06/03に篭山に登った時に下山した道だということに気付きました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「智頭」です。



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