2020年8月10日月曜日

八頭町下野の大熊三角点

 


厳密には用瀬町赤波との境界にある三角点です。この大江川西側の山並みは尾根に沿って舗装された林道があるため、あまり登ろうという気にならないのですが、登りやすそうなのに登らないのももったいないと思って行ってみました。登り口は橋本で、「橋本生活改善センター」の北に墓所があります。金柵があるのですが扉があって植林に入れました。最初は下草だらけの植林、それから倒木の多い自然林になりますが、なんとなく道があります。勾配は緩く、楽に登っていけました。一番邪魔なのは蜘蛛の巣でした。途中で北側すぐ下に林道が見えましたが、航空写真にもあるようにこの尾根の北の谷の奥には林道が作られています。


あまり疲れずに舗装された林道に出ました。「ふるさと林道 下野赤波線」という名前でしょうか。山側の人工的な法面は登れないので、少し北に行ってから斜面を登って植林に入りました。林道から目的の三角点まで、まだ標高差が200mあります。ここからはきれいな植林歩きと思っていると、すぐに藪になりました。これはやや手強い藪ですが、左右に歩きやすそうな所を探して歩いていると、尾根を横切る古い道がありました。これを横切って登っていくと、また尾根を横切る古い道があって、これは分岐して尾根の東側を登って行きました。しかしそれについて行くと藪なので、ちょっと西側に出ると植林に出ました。これも長くは続かなかったのですが、600m+ピークに上がり、さらに尾根を辿っていくと、いきなり深い切通しがありました。ここで太い道が尾根を西に横切っているのですが、西に行ってその先はありません。この様子は航空写真でも見ることができます。切通しの南側を登って藪を通って歩くと、林道がありました。しかし三角点は西の方なので、斜面を登りました。大熊三等三角点(624.7m)は雰囲気の良い自然林です。この日は西から風が強く、爽快な場所でした。


三角点から林道に降りて、そのまま下野赤波線まで下りました。この林道も航空写真に見えています。この付近は下野赤波線から下にも林道がたくさん作られていますが、それを歩いて降りると時間がかかりそうだったので、下野赤波線を北に歩いて、カーブミラーのところから尾根を降りました。ここにも道があって、南側の谷の方に降りて行っていましたが、それも予定と違うので藪を抜けて尾根を降り続けました。踏み跡もあって歩きにくくはないのですが、それでも藪っぽい尾根でした。480m地点から少し歩きやすくなりましたが、植林ではありません。そして植林が見えてきたのが標高300m付近で、ここで西側下に林道が見えました。この先は297mピークを通って尾根先まで行くつもりでしたが、あまり軽快に降りられる尾根ではなかったので、林道で降りることにしました。しかし林道の問題点は分岐に出るとどちらに行ったらよいのか分からないことで、何度か試行錯誤してやっと谷に降りられました。


あまり特徴のない山ですが、林道で登り降りできることが分かりました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「用瀬」「智頭」「因幡郡家」です。



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