2020年8月2日日曜日

夢前町戸倉の西の山

 


これは先週(2020/07/26)歩いた山の南側です。地元の方に道を訊ねた時に勧められて、歩いてみました。ということで、登り口は先週と同じです。葛畑から尾根に上がり、金網沿いに歩いて扉を抜け、共同アンテナを過ぎ、というところも同じです。ちょっと変えてみたのは、その後の標高350mから400mの間の急斜面で、先週気がついた南に巻いていくようなトラバース気味の踏み跡を試してみたことです。これはおそらく作業道の名残で、急斜面にはシダが生え倒木が転がっているので、歩きやすくありませんし、途中で消えてしまいました。それでも南に歩くと急斜面でも下草のない所に出てきて、少し楽に登れました。しかしわざわざ斜面を横切るほどのものではないと思います。


410m+ピークの道標は先週より少し乾燥したためか読みやすくなっていましたが、やっぱり読めません。南に行くと「山の○ イノ谷(仏谷?) ○ギ畑(ムギ畑?)」に行けるようです。とにかく南に行くと、わりと良い雰囲気の自然林です。西側の谷には林道があり、380m+の鞍部は植林なので、この付近の木を切ったのかも知れません。鞍部からまた登り、切り開きを歩いて行き、430m+ピークに着くといきなり視野が開けます。南側下の方に採石場(採っているのは砂かも知れません)が見えます。予想していたとは言え、この眺めは楽しめます。山の北側は林で、稜線部分は歩けますが、徐々に歩ける幅が狭くなります。標高400m付近から下って、370m+の鞍部に相当する付近では稜線の東側は背の高い草の藪で、結局砕石場に少し入って歩きましたが、崩れやすい砂場で危険でした。ここは草むらを突破するのが正解だったと思います。稜線に戻っても藪っぽく、ここから見ると自分がとんでもない所に立っていたことがわかります(写真)。さらに地形図では崖になっている所に出てきましたが、ここは実際には崖ではなく、削られていますが何段か水平な場所が作られていて、横切って歩くことができました。南端まで行って、さらに南の尾根にも行けることを確認しました。しかし南に行くと出発点から遠くなるので、削られた山の端を登りました。ここも砂地で滑りました。そして410m+に上がると東に歩きやすい尾根が延びていました。


真っ直ぐ歩いていくと、432mピークはどこがピークかよく分かりません。そのまま東に急斜面を降りるのかと思うと、尾根をたどって歩くと意外と楽に斜面を降りられました。その先で標高300mに降りるところの方がわかりにくく、北に寄ってしまい、進路の修正をしました。あとは植林を降りていき、最後に瓦屋根が見えたと思うとそれが金毘羅大権現社でした。集落内の説明板には今でも5月3日に般若心経を奉納していると書いてありますが、そうとは思えないくらいの荒廃ぶりです。そこからは西国八十八ヶ所を巡れるようになっており、橋を渡って道路にでられました。


やはり採石場は危ないので近づかないほうが良いでしょう。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「前之庄」「安志」です。



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