2020年8月14日金曜日

用瀬の別府・大谷・杣ケ谷三角点

 


これは用瀬の西、佐治川の南に連なる山並みです。西にどこまででも歩けてしまいそうですが、今回は三角点を3つ歩きました。出発点は下古用瀬です。Street Viewでがけ崩れ防止コンクリートの脇に階段を見つけました。ここから登ると最初は藪の急斜面ですが、足場の岩が良い具合で楽に登れて、藪っぽい道らしきものに繋がっています。それを歩いていくと、分岐のある用瀬線5鉄塔がありました。このルートは明らかに巡視路ではないので正しい巡視路があるはずですが、帰りに道路際を見ても見つからず、ひょっとすると民家の奥のコンクリートの切れた先にあるのかも知れません。4鉄塔への道の分岐は少し西に歩いたところにありました。


ここからは巡視路なので、まったく問題なく歩けました。尾根を歩くと佐治線39鉄塔です。この次の38鉄塔は尾根上にはないので巡視路は枝分かれしていますが、枝分かれ地点に別府三等三角点(261.01m)があります。道の脇にあるのですが、草に埋まっていて見落としそうでした。次の佐治線37鉄塔は尾根上にあり、佐治川方面が見えます。ここから272mピークを通りますが、平坦地が大きく城跡でもおかしくないと思ったら、松茸尾城だそうです([1])。その西には地籍図根三角点があります。36鉄塔へ巡視路は280m+ピークから北の植林に降りていきますが、尾根道はこのピークの南を巻いています。巡視路でなくなったからといって道が悪くなるわけではなく、ちょっと藪っぽくなった程度で、まだまだ軽快に歩けました。374mピークの手前には再び地籍図根三角点があり、374mピーク付近からはしばらく植林です。このルートでは標高差500m以上を登りますが、長いルートなのであまり急勾配はなく、少しずつ登ります。それでも標高450mや550mに上がる付近は、やや急坂でした。そして金属プレートの大谷四等三角点(571.05m)は道の真ん中にありますが、道と言っても草が生えています。(写真)


三角点から西に下ると、尾根が広くてわかりづらくなります。基本は北側斜面に沿って歩いて行けばよいのですが、地形図ではわからない上り下りが意外と多く、やっと587m地点に着きました。この付近から見えているのは佐治天文台の付近でしょうか?西に尾根を降りていくと、南に伐採地が見えました。林道が作られており、真っ直ぐ南には舗装された林道も見えます。ここで下山するのも楽そうでしたが、元気を出して、目の前の少し岩のあるピークを登りました。600m+ピークから南に歩いて、610m+ピーク付近は広々しています。その先の道の真ん中に、杣ケ谷四等三角点(608.08m)がありました。南に尾根を降りて、その先で南東向きの尾根に進みました。降りるにつれて笹が増えてきます。最後は少し北寄りにシフトして植林に入り、そこから背の高い笹薮を抜けて舗装された林道に出ました。「緑資源幹線林道 若桜・江府線」だそうです。若桜から江府まで68kmという遠大な林道計画の一部が開通しています。とても良い道で、車も来ないので楽に歩けました。なぜStreet Viewがないのか不思議です。これを2.5km歩くと別の道に合流し、東に峠越えになります。峠にはお地蔵様が置かれていました。そのあとも家奥の集落を抜けて出発点に帰りました。


行きは山を歩いて4時間、帰りは林道で2時間でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「用瀬」「智頭」です。



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