2020年8月19日水曜日

辻から登る弥十郎ヶ嶽

 


丹波篠山のには2019/03/09に畑市から登りましたが、今回は辻から登ってみました。篠山市林道鶴沢線に入り、害獣避けの扉を通ると稲荷神社があり、ここに四本杉があります。四本杉と言っても杉は一本で、4本に分かれている巨大な杉です(写真)。ここからも林道を歩きました。鶴沢谷堰堤を過ぎて、地形図で破線道が谷を渡っている付近で西に渡り、地形図通りに急斜面を登りました。踏み跡はよくわからなかったのですが、岩も適当にあって意外と登りやすい斜面でした。休みながら登ると徐々になだらかになり、北の谷のほうから林道も来て、573m地点に着きました。畑市方面からの道もあります。


ここからはひたすら山頂に向かって登りました。割と緩い尾根なので疲れずに登れます。途中に畑市への道標がありましたが、地面に落ちていたのでどちら方面かは分かりません。多分573m地点の方向でしょう。740m+の尾根に上がると道標があり、さらに西側の谷が尾根に接している場所が前回畑市から洞窟経由で登ってきた登山道との合流点です。そして、弥十郎ヶ嶽の山頂に着きました。弥十郎ケ岳二等三角点(715.03m)があります。篠山市街方面の展望は木が伸びてイマイチです。


今回はここから縦走しました。前回同様に南に尾根を歩きます。道があり、途中で篭坊(下山)の道標から斜面を降りて、さらに道を歩きました。道が良いので歩きやすく助かりました。665mピークに着き、次の660m+で北東に曲がる所には山頂への道標がありました。その北東に向かう尾根には北側に尾根の登山道と並行して林道があり、次の谷で終わっていました。林道が尾根を横切ることは無いようです。林道の終点の所には、西が「弥十郎ヶ嶽山頂」東が「後川新田 原」南が「篭坊」北が「辻 集落」という道標がありました。東に向かいましたが、「農文塾」の道標のある道が次の640m+ピークを巻いているのかどうか分からなかったので、640m+ピークに登りました。植林のピークで風にあたって降りてくると、ちゃんと道が巻いていました。この先の地形図で破線道が南から来ている尾根を過ぎると「農文塾(げざん)」という道標が植林の谷の方向にありました。


ここからは登山道ではありませんが、尾根道があります。次の720m+の細長ピークに登るところも道があって斜面を急登する必要はありません。この尾根を歩いて北の723mピークに着くと、「丈山北峰」とか「シドロ北峰」という標識があり、標高もマチマチでした。岩のある斜面を降りて、さらに北の尾根にも道があり、快適に歩けます。そしてここも岩のある663m地点から北に降ります。その先は地形図でも幅広い急斜面で難所だと思っていましたが、じっさいに道がわからなくなりました。よく見るとマーキングや頭の赤い杭があって、それを探して降りて行きました。滑りやすい斜面で、灌木に掴まれる所を降りました。降りると道があって、また軽快に歩けました。飛曽四等三角点(478.81m)からは、東側の谷が少しだけ見下ろせました。


この先も道はありますが、倒木が増えて歩きにくくなりました。道を歩いたり外して尾根を歩いたりしながら小さなピークを越えていきますが、藪っぽいので方向確認が常に必要でした。そして403mピークに出たら間違えずに西に降りて、藪っぽい尾根を北に降りると、「本郭」への道標がありました。これに従って歩いていくと、東山城跡に着きました。戦国時代前期に波々伯部氏(ほうかべし)によって築かれた城だそうです。石垣などはありませんが、堅堀、堀切、土塁、郭などが広い山頂に作られています。さらに北に尾根を降りようかと思ったのですが、出発点に戻りやすいように引き返して谷の登山道を降りました。後で地図を見ると城跡から真っ直ぐに降りてくる道もあったようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「福住」です。



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