2020年8月12日水曜日

朝来市岩津の露畑三角点

 


2020/07/19に釜床山に登った時に歩いた尾根を、北から登れないかと思い立って行ってみました。生野を越えて上岩津から観音川に沿って少し入った上岩津農村公園のところから歩き始めました。農道を歩いて行くと扉があり、それを抜けると荒れた林道になります。南向きには赤い「火の用心」がありますが、林道は谷の奥に向かっています。しばらく歩くと滝があり水が岩盤を流れ落ちています。林道はここで終わりと思って北側の斜面を上がると道がありました。林道とは言えそうもないのですが、間違いなく道で、谷奥へ向かっていました。これは好都合なので、この道をとことん歩くことにしました。滝の上に出ても道は続いています。何度か流れを渡り、消えかかりますが、意外と続きます。マーキングがたまにありますが、この道を示しているのかどうかは不明でした。暗い谷で、倒木がたくさんあります。恐れていたのはヒルですが、食いつかれずにすみました。谷の奥の奥で道が消えたので北側斜面を上がると、また道がありました。この道はすぐに消えましたが、ちょっと斜面を上がるとなだらかな場所に出ました。ここから北の支尾根に上がって、尾根歩きとなりました。


尾根を真っ直ぐに標高差150mを登りました。歩きやすい尾根で、登るにつれて良い雰囲気の林になりました。途中に体重計のような平たい石があったのですが、ひょっとすると2020/07/19にも見たような、水平道の途中に置かれた石仏の台座かも知れません。さらに登ると平らになって、560m+ピークに着きました。ここからは楽な主尾根歩きですが、登ってきた方向の先(東側)には小ピークがあり、そちらに行きそうになりました。方向を修正して、2009/08/07と同じコースで北に尾根を降りて、560m+ピークまで行きました。地形図ではここから北西に破線道がありますが、谷道であまり信用できないので東に向かいました。特に何もない580m+ピークで北に曲がって降りていくと、金属プレートの露畑四等三角点(555.44m)に着きました。尖ったピークで伐採してありますが、木が邪魔で展望はありません(写真)。


下山は三角点から北に降りました。この尾根は歩きやすく、道はありませんがお馴染みの頭の赤い白の杭もあります。尾根上には切り開きもあって、一気に尾根の先端まで降りました。その先は周囲全部急斜面でしたが、慎重に東側の谷に降りました。谷には江戸時代前期から中期の墓石のある墓地があり、橋を渡って扉を開けると鷲原寺の前の公園に出てきました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「但馬新井」です。



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