2020年9月2日水曜日

岩屋から登る笠形山

 


以前に笠形山に北から登ったことがあります(2010/12/23)。その時は根宇野のグリーンエコー入り口付近から登ったのですが、今回はその東の尾根で登りました。岩屋の首切り地蔵の前あたりから越知川を渡り、まっすぐ歩くと果樹園に入ります。意外と急な上り坂で、Street Viewが切れる付近の西側に道らしきものがありました。入っていくと藪で終わりますが、その先の植林を登りました。マーキングがあって、急斜面ですが踏み跡らしいものもありました。尾根に出て南に歩き、465m地点を過ぎた先に、いくつか大きな岩がありました。この付近も踏み跡があります。あまりひどい藪はありませんが、そのうちに尾根にネットが現れます。細尾根の中央にネットがあるととても邪魔ですが、西に少し降りたところに踏み跡が続いており、それを歩いて登りました。時々踏み跡が怪しくなり藪を抜けたこともありますが、あまり大きな問題はなかったと思います。標高600mに上がるあたりは急斜面で、最後は西に巻きました。そのあとは植林で歩きやすいのですが、標高750m付近からも急斜面で、これは西側に作業道を見つけて登りました。これで2010/12/23に登ってきた尾根と合流しました。しばらくは緩やかな植林で、山頂手前で急勾配になりますが、しっかりした道があります。山頂直前で展望の良い岩場があり、山頂には笠形山一等三角点(939.36m)と屋根付きの休憩所が2つありました。眺望は最高です。(写真)


下山は「仙人ハイク縦走コース」を千ヶ峰方面に歩き始めました。雨雲が迫っていることに気がついて急いで急斜面を降りました。どのルートで下山するのが一番早道か検討しましたが、結局最初に予定していた大屋坂三角点の先の655m鞍部から降りるのが、実線道に早く出られると思い、尾根をずっと縦走しました。大屋への下山道に行きそうになりましたが、多可の天空の方向に進み、865mピークに登り、一度降りてから2010/12/23に尾根を離れた840m+ピークから834mピーク、そして金属プレートの大屋坂四等三角点(783.26m)から急な道を降り、植林を抜けて655m鞍部に出ました。ここは植林で、西方向の急斜面には道は見えません。しかし少しの我慢だと思って、雷の鳴る強い雨の中を降り始めました。足元は倒木と岩と下草、灌木で、地面はなかなか見えません。急斜面なので木や灌木に掴まって降りました。イバラが多く、何度か痛い目にあいました。なるべく作業道らしい場所を探したのですが、ほとんどありません。とにかく下に降りていくと、谷の中心は当然ですが水が流れています。その付近は岩が多くて歩けないので、その脇で流れをたどるように降りました。しかしいつまでたっても状況は変わりません。そろそろ地形図の実線道というあたりから、地面に幅1mくらいのコンクリートが伸びていて、これが道ではないかと思いましたが、なかなか歩きやすくはなりません。地形図で実線道が谷川を渡る所は、渡ってはみたものの道はなく、右往左往しました。いつまでたっても実線道は現れず、結局地形図で実線道が破線道とつながっているところまで、道はありませんでした。その先の実線道はいちおう歩ける道です。しかし川を渡るところでは、西向きに一般車通行禁止の立て札が立っている割には谷には橋がなく、岩盤の上を水が流れていました。反対側に渡ると林道が復活しましたが、流されたと思わる橋の形跡はありません。とにかくこの道でそのまま岩屋に戻りました。


展望 ★★☆

藪山度 ★☆☆ 下山は論外です

地形図は「粟賀町」です。



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