2020年9月15日火曜日

溝谷から阿舎利山と三久安山

 


どちらの山も何回も登っていますが、今回は溝谷から阿舎利山に登って縦走することにしました。溝谷から谷あいの林道を登っていき、蓮花滝の案内板の少し下の、小さな谷の北側斜面を登りました。腕力に頼って登るような急斜面ですが、なんとなく踏み跡というか作業道の名残があるような気がしました。大きな岩の方には行かないように登り、植林に入ってしまえばしめたものです。植林は登りやすくなりますが、ここからは一定の勾配で標高差250mほどの上りです。まだ若い植林なので下草が多いのですが、さほどの障害にはなりません。しかし、標高850m付近で植林が終わり、860m+の平らな尾根に乗れるかと思うと、その尾根は藪です。それも、植林になることはなく、ずっと続きました。大木を切った跡があり、踏み跡も少し残っていますが、灌木の枝を押し分けながら進みました。標高900m付近には大岩がありましたが、巻いて進めました。標高950m付近からはネットがあり、この付近は2010/11/23に登ってきた場所ですが、10年経って灌木が伸びたらしく、歩き辛い尾根でした。少し歩きやすくなったのは、蓮花四等三角点(972.53m)を過ぎたあたりからでしたが、場所によっては三重のネットがありました。北側の展望は素晴らしく、三久安山の方向がよく見えました(写真)。ウネウネと広く伐採されている尾根があるのが印象的でした。その後、いったん下がって950m+ピークに出ると、ここからはきれいな植林になりました。南側の下方には幅広い林道が見えました。山頂に近づくと植林だけでなく自然林もきれいでした。そして、阿舎利山の山頂に着きました。林の中に宍粟50名山のプレートと引原山三等三角点(1087.20m)があります。


ここからは2012/07/28と同じ阿舎利山への縦走です。まず林の中を降りて900m+まで戻り,北へ植林を降りました。だんだん藪っぽくなって、850m+の鞍部から東に降りて林道で下山することも考えましたが、藪なのでやめました。東に展望の望める伐採地を過ぎると西側を歩いたほうが楽でした。少し登るとススキの中に三久安東四等三角点(932.28m)がありました。ここからは音水湖への下山ルートなので、道があります。ちょっと登って1019mピークには大きな岩があります。それを巻くと水平な歩きやすい尾根になりました。自然林がきれいで、1110m+に着き、さらにブナの巨木を過ぎて、三久安山の山頂に着きました。陽当りの良い山頂に小原三等三角点(1123.13m)があります。


下山は2015/09/20に溝谷から登ってきた尾根を降りました。ときどきシダが生えていたり倒木があったりしますが、美しい植林もあり、歩きにくくはありません。時々伐採地があって展望もあり、951mピークの付近は広く伐採されていました。途中で2010/12/01に登ってきた蓮花岩山隧道に降りる尾根もありますが、さらに南東に溝谷へ向けて降り続けました。2015/09/20のルートと別れたのは743mピークの手前で、南にあまりはっきりしない尾根を降りました。この先も歩きやすい尾根でしたが、東に曲がってまた南に曲がると地形図から予想するよりも細尾根になりました。枝が邪魔なところもありましたが、大きな障害はなく降り続けられました。そして最後の尾根を降りていくと、建物がありました。中には何もありませんが、稲荷神社だったのかも知れません。ここからは参道があるので楽に降りられて、最後はススキの中を抜けて道に出られました。


約7時間かかりましたが、最初の藪が一番疲れました。


展望 ★★☆

藪山度 ★★☆

地形図は「音水湖」です。





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