2020年9月21日月曜日

八頭町安井宿から滝鳴三角点

 

鳥取県八頭町の安井宿は歴史のある村のようです。村の東に尾根に上がる長い階段があります。これを登っていくと、小さな祠があり、愛宕神社だそうです。昔はもっと大きかったのではないかと想像します。祠の前には安井宿四等三角点(154.95m)があります。ここから尾根を東に歩きました。荒れ気味ですが道があって、自然林をゆっくり登っていきます。痩せた木の植林もあります。258mピークを過ぎて、260m+で新興寺からの道と合流しました。これは地形図の破線道で、ここからずっと北に続いています。ときどきピークを巻きながら登っていき、標高400m付近に登る所は急斜面で道も怪しくなりますが、その先も道がありまし



た。北西側少し下には林道が見えて、462m地点から平らに北に歩き、急登になる前に林道が横切っていました。「新興寺ホウキガナル線」だそうです。ひと登りして植林の534mピークに出ました。ここが今日のルートの最高点です。ここから西に植林の尾根を降りました。ちょっと北西に展望がありました。両側に林道が見えるのでどうなるかと見ていると、尾根上で合流しました。北側の林道の方が立派です。南側の方は「安井宿師々舞岩線」だそうです。この付近の地名は不思議です。そしてちょっと紫っぽく見える砂の多い法面を無理やり登って少し行くと滝鳴三等三角点(521.24m)に着きました。枝の間から少し北に展望があります。


三角点から南西に降りると南側に展望のある場所があって、林道がありました。そこからの尾根は道がなく、少し藪っぽかったのですが、465mピークとの間の鞍部まで来ると北側に道がありました。これは地形図の破線道ですが、不思議なのは道だけでなく、その上に何段も平坦地が作られていることでした。これは次の450m+ピークも同じで、北側斜面を巻くように数段の平坦地が作られています。耕作地には見えず、城跡と言われれば信じますが、この山奥に城跡も不思議でした。尾根を辿るには450m+ピークの北側から北西の尾根を下る必要があります。ここも尾根に沿って何段も平坦地がありました。そこを地形図の破線道が何回もよぎっていました。この先の西に向かう尾根には道がありました。道は尾根の南側下にありますが、尾根に上がってみると410m+ピーク付近は広々して気持ちの良い場所でした。しかしそれが徐々に藪っぽくなりました。北からの林道の終点があり、緩やかに下っていきます。倒木も藪もあるのですが、作業道がいくつもあります。作業道が堀切のように尾根を横断していたと思ったら北から作業道があり、その先には小さな祠がありました。中は空でしたが、この祠は深い切通しの上に置かれていました。この切通しは非常に深く、縁に沿って歩いて降りましたが、滑落したら骨折間違いなしでした。北側に水道施設があり、その付近から道があってさらに西の尾根に上がりました。ここも気持ち良い尾根でしたが、植林になって道が無くなりました。急斜面を降りて踏み跡を辿りましたが、笹薮になってしまいました。北側斜面には笹がなく、そちらを迂回して降りました。しかし地形図をよく見るとわかりますが、この尾根の先は用水路が一周しています。さいわい墓所があり、その前は用水路に橋が掛かっていたので、無事に用水路を渡れました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「因幡郡家」です。



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