山崎の陸の孤島神保(正しくはたつの市新宮町ですが)には何度か行っていますが、今回は西の本郷から行ってみました。三日月から本郷川を遡って、県道433塩田三日月線を走ると、舗装が終わった所に土木会社があります。この東側の山を越えれば神保ですが、会社の敷地を抜けて山を登るわけにはいかないので、少し本郷川を下った所にある橋を渡り、南の尾根を目指しました。草をかき分けて尾根先に出ると作業道があり、ジグザグに植林の急斜面を登っていました。作業道があるのでそれを辿って登りましたが、後から考えると非常に急な斜面で、斜面の作業道も消えかけている所があったので、安全な登山とは言えません。後で見たところでは、さらに南にも橋があって、これを渡って太い尾根から登ったほうが楽そうでした(2014/12/30の逆コース)。しかしとにかく急斜面を登り切ると、だいぶ楽になりました。この付近は植林もありますがまだ若い木が多いようでした。登っていくと、2020/03/21に歩いた主尾根に出ました。ちょっと南に登って392mピークに行きましたが、特に何もありません。
この主尾根は植林も多く、歩きやすくて助かりました。引き返して北に歩き、しばらく歩くと東から谷が入り込んできていましたが、なんとなく急斜面に見えたので標高400m付近から460m+まで頑張って登りました。そしてさらに北に歩きました。地形図で破線道が尾根を横切っている所を過ぎて、北に平らな尾根をしばらく歩くと雨ヶ岳三等三角点(490.06m)がありました。三角点からは南に引き返し、地形図で破線道が尾根を横切っている鞍部に出ました。ここは北から来ている林道の終点になっています。林道で降りてもよかったのですが、東側の破線道を探してみようとしました。植林を少し降りましたが、作業道も見当たりません。破線道は谷の真ん中を降りていますが、ここは全く歩けません。結局植林も急すぎて降りにくいので、少し北の尾根を降りることにしました。ここは植林で降りやすく、あまり問題なく東の谷に降りることができました。
谷に降りてからは南に歩きました。車の通れる道ですが途中で東の谷に行ってしまい、あわてて戻って南に向かう道を探しました。倒木で塞がれていましたが、道ははっきりしています。しかし川を東に渡る所に橋はなく、渡っても倒木だらけで道が怪しくなりました。なんとなくマーキングがあります。再び西に川を渡ると神保でした。農機具の残骸などはありますが、潰れた家は見つけにくくなっていました。蔵もどこにあったか分かりません。シダが周囲を覆っています。しかし川を東に渡るコンクリートの橋は健在でした(写真)。が、これを渡った後の東岸の道は倒木が多く、しかも棘のある木もあって歩きにくい道(踏み跡)でした。川を西に渡り、また東に戻り、という感じで、やっとコンクリートの橋に着きました。ここからは少し幅の広い道になりました。
この南で谷は東向きと北向きに別れ、東向きには橋の跡がありますが、本郷川に戻るには西の山を越えなければなりません。この付近の東に出っ張った尾根に地形図では破線道があるのでそれを探しましたが、見当たりません。植林にする時に消えたのかも知れませんが、いずれにせよ尾根の南側は急斜面で登れそうもありません。もっとも登りやすそうなのは尾根の先端だったので、木につかまって登りました。登ってみると若い植林の間に踏み跡があり、意外と楽に登れました。急斜面を登り切れば自然林も植林もきれいで、主尾根まで登り、南に歩きました。白い岩の多い2つ目の370m+ピークまで行き、西に植林を降りました。歩きにくい所はありません。たまに作業道があり、それを使えば楽に降りられるかと思いましたが、行ってみると藪があったりして、結局は尾根の先まで歩いて急斜面を墓所に降りました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「土万」「三日月」です。
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