西脇市民にはお馴染みの(?)矢筈山には西脇市街から登山道が整備されています。今回は一番遠い野村登山口から登りました。名前とは異なり、この登山口は野間川沿いの平野町にあります。送電線の鉄塔の巡視路で、急斜面を黒いプラ階段で登ります。巡視路がなければ登らない斜面ですが、ロープもあり、問題なく登れて加美町線九鉄塔に着きました。展望があります(写真)。ここからは西に尾根歩きです。突き当りには道標があり、南には行けないようになっていますが、南にちょっと歩いてシダに囲まれた平野四等三角点(27398m)を見てきました。そして、北に縦走です。矢筈山まで約120分となっています。
東屋があり、ここは西脇市街だけでなく西に馬事公苑も見えます。さらに北に歩くと岩場になり、298mピークめがけて登りとなります。ここでもロープは役に立ちました。ロープは登りでは引っ張って登れば上半身の鍛錬になりますし、下りでは落ち葉で滑って転ぶのを防げます。展望はずっと続き、素晴らしい縦走路です。330m+ピークは東に巻いて進み、加美町線一九鉄塔を過ぎて、東に折れると急登になります。しかし道が整備されているので意外と楽に登れて、矢筈山の山頂に着きました。小屋だけでなく稲荷大明神とか行者大菩薩など賑やかな山頂です。そして少し北に歩くと矢筈山三等三角点(362.98m)があり、ここは矢筈山城となっています。
下山はもっと北に歩きました。高田井北登山口からの登山道を過ぎて、ちょっと整備の程度は下がりますが市原峠へ縦走路が続きます。ここは2012/02/18に北から歩いています。320m+付近から北に降りるところは急な道でした。周囲は大きなシダ藪で、道がなければ歩けません。登り返して295mピークを過ぎ、その先の280m+から西に地形図の破線道を降りようとしました。しかしこの付近はシダが茂っており、踏み跡もかすかです。大きなシダに突っ込まないように西に降りていくと、徐々に南寄りに降りて行ってしまいました。結局は谷に降りることになり、これなら280m+に上がらずにその手前の鞍部で西に降りたほうがよかったと思います。この谷は倒木がありますがなんとか歩けて、そのうちに道らしきものが見つかり、さらに立派な道になりました。あとは出合町に出て、馬事公苑の前を通って野間川に戻りました。
展望 ★★☆
藪山度 ★★☆ 下山が問題
地形図は「西脇」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿