2024年9月23日月曜日

西粟倉村の塩谷三角点

 


なんとなく短距離のコースを歩いてみました。西粟倉村の塩谷川沿いの塩谷集落の西の端の山裾に墓地があります。ここから山に入りました。ササが茂っていますがすぐに植林になります。ササも徐々になくなり、自然林になっても障害物はありません。林道が東西に尾根を横切っていき、その上で標高600m付近に上がると北の斜面は伐採されています。ネットに沿って登っていき、標高650m付近でネットと分かれて尾根を登ると塩谷四等三角点(705.95m)に着きました。標石はアセビに隠れており、上にのっていた土をはらってやっと確認できました(写真)。


塩谷三角点からは北に斜面を降りて、やや急な斜面を登りました。この付近は2017/07/22に苦労して登ってきた所です。時々急斜面がありますが、作業道があって木に掴まらなくても登れました。鯨岩のような大きな岩が転がっている所もありました。しかし大きな障害物はなく、892mピークを過ぎるとかなり平坦になりました。最後は道が左右に横切っており、これを登って県境の稜線に出ました。稜線を東に向かいました。2017/07/17の逆コースです。その時は今回も見かけた南側の道を使って登りましたが、下りは少し北側に降りればアセビの藪をかなり避けられました。とは言え850m-の鞍部付近は藪です。そこを東に抜ければ気持ちの良い尾根になり、890m付近から下山を開始しました。


尾根の分岐がありますが、だいたいは一番降りやすそうな方向に歩けば降りていけました。障害物はありませんが、819m地点を過ぎた先は岩場の細尾根でした。その下の標高700m付近は開けた植林で、さらに下ると自然林の木の間隔が狭くなってきました。しかし標高610m付近で尾根が東西に分かれる所で、眼の前に植林が広がりました。林道があるのでどちらでも降りられそうでしたが、東側の尾根を選びました。すぐに林道が尾根を横切っていましたがそのまま降りると、右からと左からと2回林道の終点がありました。それも無視して降り続けると、無事に坂根の方から来ている林道に降りられました。出発点の墓地まではすぐでした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「坂根」です。



2024年9月21日土曜日

音水湖から阿舎利山(3回目)

 


3回目というのは、音水湖から阿舎利山には2021/05/14にカラウコ橋の北側から、2021/08/31に日ノ原山経由で登っているからです。今回は町道カラウコ林道線の奥から谷に入りました。ここから地形図の破線道沿いに登っていくつもりだったのですが、東の谷の奥はよく見えず、南向きの谷は歩けそうだったので、南に登り始めました。この付近は荒れていて、道だったと思われるところも山椒が生えていて歩きやすいとは言えません。少し登ると西側の植林に谷沿いの作業道があり、これを登りました。この付近で驚いたのは岩が赤いことで、雨で濡れていることもありますが、相当に鉄を含んだ石なのでしょう(写真)。植林なので谷を登り続けられて、そのうちに上の方に林道が見えました。間伐材を避けて登って林道に出ました。どちらに行ったら良いのかはわかりませんが、東の方向に歩くことにしました。少しずつ登っていく林道でしたが、行き先が分からないので、尾根の先を回る所で尾根を上がっていく道を選択して、ジグザグに尾根を登っていきました。しばらく登ると林道が消えかかったので、低いシダの生えた植林の斜面を登り、稜線に出ました。


ここからは2021/08/31と同じコースです。いったん710m+の鞍部に降りると波賀町有林の標識が倒れており、この先は南のマンガ谷の方向に林道がたくさんありました。稜線上はたまにアセビが茂っていますが、気持ちの良い場所もあります。距離があるとは言え標高差350mを登るので、やや急な斜面も何箇所かありました。南側に見えていた林道は標高950m付近まで続いていました。最後に広い植林の斜面を登って、阿舎利山(1087m)に着きました。引原山三等三角点(1087.36m) があります。静かな森です。


下山は登ってきた方向に引き返して、2021/05/14に登ってきたルートにしました。標高960m付近まで降りると北側下方に林道が見えたので、植林の斜面を降りて、あとは林道を歩きました。あちこち崩壊の進んでいる林道ですが、方向を間違えることもなく下山することができました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「音水湖」です。



2024年9月16日月曜日

一宮神社から登る朝来市の西山三角点

 


播但連絡道の朝来ICの西にある西山三角点には2012/09/15に南の田路側から登りましたが、今回は尾根の東端にある一宮神社から登りました。とは言え、神社の背後は藪なので、北に少し行くと墓地があり、そこから登りました。害獣避けの扉を開けて植林に入りました。植林が終わると藪もありますが、作業道を探して登ると問題なく尾根に上がれました。播但連絡道のトンネルの上を過ぎて398mピークの手前には共同アンテナの残骸がありました。この尾根からは竹田城跡が望めます。440m+ピークの先の鞍部は南側の植林にフェンスがありました。この西の尾根にもかなり壊れたネットが張られていました。地形図で見るよりは急勾配の坂が多い印象でしたが、残暑が厳しかったせいかも知れません。全体には下草がなく歩きやすい尾根です。590m+ピーク付近の南側は平坦な植林でした。西山三等三角点(666.97m)は切り開きのシダ藪に埋もれていました(写真)。


三角点から西はちょっと倒木があり、共同アンテナの残骸がありました。520m+ピークに登ると岩場があり、巻けないので岩の上を歩きましたが、ちょっとスリルがありました。2つ目の岩場を過ぎると植林で、そのまま575mピークへの急斜面になりました。作業道を探して登りましたが、滑る所も多く、両手で岩を掴んで登りました。登り切ると紅白のポールが倒れていました。国土調査の黄色いプラスチックの杭がありました。


下山は575mピークから北に植林を降り、東寄りの尾根を下りました。滑りやすい急斜面も多く、木がまばらなので気をつけないと転びます。標高が500mを切ると藪があって、抜けると共同アンテナがありました。この先も障害物はありませんが、藪が時々あります。たいした藪ではないのですが、蜘蛛の巣が邪魔でした。最後は神子畑川にまっすぐ降りていきましたが、フェンスがあって降りられないので山裾を東に歩くと川があり、その脇に道がありました。これには扉があったので、無事に外に出られました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬新井」です。



2024年9月8日日曜日

神河町のサカノウシロ三角点

 

この面白い名前の三角点は、砥峰高原に行く途中の川上の近くにあります。2024/07/25に行った同名の三角点の西です。川上から県道39号線を砥峰高原方面に走って、「ナガソウ」の道標から登り始めました。2024/07/25にこの付近を歩いた時に、林三角点の西でナガソウへの西向きの道標を見ましたが、この道は地形図では破線道として描かれています。今回はこの破線道で登ろうと思って林道を歩き始めました。最初に堰堤がたくさんある谷がありますが、これを過ぎるともう一つ、堰堤が5つある谷があります。地形図の破線道はこの谷に登るようになっており、実際に分岐点では確かに舗装道路がありましたが、すぐに最初の堰堤の下で終わっていました。これら5つの堰堤を作る段階で古くからのナガソウへの道が消されてしまったことは十分に考えられます。しかしだからと言って林道を延々と歩いて登る気にもならなかったので、この谷の西側の尾根を登ることにしました。幸いに作業道のような踏み跡があり、簡単に尾根に上がれました。最初は植林で、登っていく作業道がありました。この作業道は周囲が自然林になっても続いていました。ところどころ流されて消えていましたが、それでも消滅することはなく、稜線の手前では植林の作業道になり、結局稜線までずっと続いていました。2011/04/17に砥峰に向かって歩いた植林の稜線です。歩きやすい尾根を歩き、シダの生えた植林の900m-鞍部を通って斜面を登ってまで行き、北に下っていって金属プレートのサカノウシロ四等三角点(928.97m)に着きました(写真)。そのまま北に福知川まで降りられそうな感じでした。


下山はいろいろ検討しましたが、南の970m+ピークから東向きの尾根で出発点に戻ることにしました。この尾根は植林が多く、予想外に降りやすい尾根でした。植林が多く、下草もありません。地形図で見ると標高800m付近が一番急斜面ですが、ここも木に掴まらなくても降りられる程度の勾配でした。最後は植林で、県道39号線まで植林なので楽に県道に降りられました。大正解の下山でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「長谷」です。



2024年9月6日金曜日

田路から段ヶ峰ふたたび

 


2023/06/03に田路から段ヶ峰に登った時に、別ルートもありそうだと思ったので、今回は別ルートで登ってみました。前回と同じように田路から田路川の谷沿いの道を歩きました。前回は壊れかけたお堂のところから折り返して林道に行きましたが、今回はさらに谷沿いを歩きました。482m地点を過ぎて地形図で実線道が折り返している所では、折り返して林道を歩きました。特に歩きにくい所はありません。この林道はさらに南に行く道と西側の斜面を登っていく道に分かれます。南に行くと地形図では終点に建物がひとつあって面白そうではあるのですが、そこまで行くと周囲の斜面を登るのは大変そうなので、北側斜面の林道を歩きました。目的は正面の尾根に上がることだったのですが、この北側の道は地形図とは異なり西向きの谷の北に作られています。谷の南側に見える斜面はとても登れそうなものではないので、一旦戻って谷を渡り、「くらしを支える森づくり」の看板の背後の斜面を登りました。非常に急な斜面で木や根っこに掴まらないと登れませんが、なんとなく作業道らしきものがあります。じっさい杭もあって、作業道なのかも知れません。少し頑張って登ると植林に出ました。まだまだ急斜面ですが、ずっと歩きやすくなりました。時々灌木もありますが、大問題ではありません。急斜面と平らな所が交互にあって、標高950mくらいになると大きな岩が増えてきて、それを過ぎるときれいな森になって、市境の稜線に出ました。


ここからは整備された登山道で天上庭園を歩きました。アセビが増えてきて、アセビの庭園になりつつあります。北の展望のある所もあって、良い雰囲気です。天上庭園が終わると杉山の方に行きますが、杉山には行かずに東に斜面を降りました。この付近はマーキングが不足気味で迷いました。とりあえず1000m-の鞍部まで下りて、また登って段ヶ峰に向かいました。結局段ヶ峰二等三角点(1103.43m)まで行って、北に登山道を引き返しました。フトウガ峰の方に歩き、途中で北の尾根に向かいました。これは2020/10/11と同じルートなのですが、藪っぽい尾根です。マーキングを見つけてそれに従って歩きましたが、1064m地点の藪を南に巻いたあと、地籍図根三角点(写真)の付近でマーキングがなくなりました。2020/10/11の記述によると登山道は東に降りていっているようなのですが、ここから北の尾根は灌木の藪です。前回同様に強い灌木の枝を無理やり押して歩きましたが、どう考えても賢い歩き方ではありません。地形図では西側が植林なので、こちらを通ったら楽だったかも知れません。今回もなんとか通り抜けて植林に出ました。そのまま降りても良かったのですが、北のトンガリ山に通じている尾根は西の端なので、そちらに行きましたが、植林も荒れていますし尾根も藪だらけでした。栃原川の突き当りの950m+鞍部を通るとマーキングがあって、トンガリ山(生野槍)まで急斜面を登りました。辻ケ淵三等三角点(981.43m)があり展望もあります。


下山は2013/06/22の逆コースです。最初は2023/04/24にも登ってきたシャクナゲの生えている岩場で、登りよりも下りのほうが危険です。この先では細い尾根でも道のある所もあって、これは助かりました。2013/06/22に登ってきた時にはあまり気にならなかったのですが、岩を巻いて降りなければならない場所もあり、もちろん藪もありました。720m+から北に尾根を曲がり、少し楽になった尾根を歩いてから、尾根の西斜面を降りて田路に向かう尾根に乗ろうとしました。地形図で見ても難しそうだなと思ったのですが、じっさい掴まる木も少なく、斜面を滑り降りました。この537m地点を通る尾根は歩きやすいのですが、標高500m付近で尾根が分かれている所で両方の尾根にネットがありました。西寄りのネットに沿って降りて地形図の林道を目指したのですが、降りていくと山椒の藪になりました。山椒を避けて急斜面の藪を降りましたが、林道が見つかりません。道っぽい平らな所はありましたが藪になっていました。見ると西の方は植林なので、そちらに逃げ込んで植林の急斜面を降りました。西垣家先祖の石碑に降りてきました。


全行程7時間近く、気持ちの良い稜線歩きもありますが、藪も多いのでお勧めできるルートではありません。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「神子畑」です。