2022年1月8日土曜日

多可町大和の中村・桑坂三角点

 


これは大和川と野間川に挟まれた山並みです。登り口は大和で、船坂トンネルに繋がる県道34号線ですが、大和川を遡ると、実は県道34号線は船坂トンネルには向かわず、上流は毘沙門堂の前から北東の谷に入っています。これに沿って歩いていくと、谷が分岐するところに扉があり、それを開けて北向きの谷に入りました。林道があり、地形図のように東の尾根に登っていきますが、すぐに南に向かい、さらに北に折れて、尾根に上がっていくことはありません。しかたなしに林道から急斜面を登って尾根にあがりました。登ってしまえば尾根の中央には切り開きがあり、あとは楽に歩けました。たいした急斜面もなく360m+の主尾根に上がり、中村四等三角点(363.48m)に着きました。


この先は尾根を南東に歩きました。ちょっと藪っぽい所があり、その南には古い電気柵が張られていましたが、385mピークを過ぎるとまた歩きやすくなりました。ところどころで展望もあり、ネットが張られていますが、歩きやすい尾根でした。350m+付近を歩き、植林を東に曲がり、雑木林を南に曲がって地形図の破線道を探しました。それらしき道はあったのですが、峠を越える旧道の切通しの上で終わっていました。この付近の法面は高くて降りられないので北にシダの生えた斜面を横切って旧道がターンする付近で旧道に降り立ちました。切通しに戻ると小さな石仏が置いてありました(写真)。近くにあった道標には、「左中村大屋 右よこや下村」と彫ってあり、いずれも野間川沿いの地名なので、大和から登ってきて右は地形図の破線道、左は北に山越えでしょうか?


旧道の切通しからは急斜面を登り、ピークの北端にある桑坂四等三角点(268.74m)を通り、桑坂トンネルの上を歩いて南に向かいました。道があり勾配も緩やかで、ネットが張られていますが邪魔ではありません。343mピークからは笠形山がきれいに見えました。ここからは南に長い尾根を降りましたが、これも勾配は緩く、問題なく降りられました。最後の方になると流石に少し急斜面になり灌木の間隔も狭くなりましたが、藪ではありません。そして最後は害獣避けの金網がありましたが、さいわい尾根の先の所に扉があって出られました。ちょうど「なごみの里山都」の付近でした。


下草も藪もない、じつに歩きやすい尾根でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ☆☆☆

地形図は「粟賀町」です。



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