2022年1月10日月曜日

赤磐市の善応寺山と大錫杖山

 


これらの山は本宮高倉山の東にあります。山陽自動車道山陽ICの北西です。まず善応寺山に登りました。地形図には北東はずれの鴨前の付近から破線道があります。まずそちらに登っていくと五輪塔?が祀られており、さらに登ると東屋があって日蓮宗の碑があります。地形図ではここから破線道で登れるはずですが、道はありません。しかし電柱があって電線が山頂に向かって張られているので、その下を歩くことにしました。このルートは航空写真でははっきりした切り開きです。しかし、道の跡がありますが、はっきりしません。少し歩くとなぜか明治28年の墓石が一基ありました。ここからは笹薮でした。地形図では途中で他の登山道と合流しますが、この付近からは笹が背丈を超すようになりました。なんとか踏み跡を探して笹をかき分けて登りましたが、岩の多い所もあり、右に左に笹を避けて登りました。笹が密になって限界かと思ったら、電線の下に切り開きが現れました。これは助かりました。山頂まで登ると、山陽デジタルテレビ中継放送所とKDDI岡山山陽無線局がありました。テレビ中継所の方は2本の塔にアンテナがたくさん付いています。


ここからはアンテナの保守道路を南に歩きました。善応寺山(262m)へは道路を逸れて登りました。山名のプレートがありました。さらに保守道路で下山し、舗装道路に出てきました。ここを右に曲がると溜池に出ました。道が3つに別れましたが、真ん中の作業道に入りました。1つ目の溜池を過ぎ、2つ目になると道が狭くなり、徐々に怪しげな道になりました。そして2つ目と3つ目の溜池の間は草の生えた細い道です。この道は3つ目の溜池の堰堤にぶつかり、正面に本宮高倉山が見えます(写真)。しかし、その先に道がありません。池の南側斜面を横切って歩くと、地形図の道がありましたが、笹が生えています。この道も怪しげですが消えることはありません。結局地形図通りに大錫杖山の西の鞍部に出ました。


大錫杖山へは、舗装道路を登り、左右に分岐した付近から藪の斜面を登りました。ひどい藪ではありません。斜面を登っていくと深い穴があって坑道でもあるのかと思いましたが、底は落ち葉で埋まっていました。さらに登ると平らになってきて、歩きやすくなりました。大錫杖山(380m)の山頂を探したのですが、プレートもなく、おそらく植林に入る付近ではないかと思います。さらに東に歩くと有刺鉄線が張ってあり、それに沿って北に歩くと伐採地に出ました。ここは牧場らしいので入るのはやめて、有刺鉄線に沿って南に戻って、そのまま山を降りて舗装道路に出ました。この舗装道路は牧場の間を降りていきます。ホルスタインがいました。


牧場の外れで道が別れており、ここを右の未舗装道路に進みました。少し登ると道の中央に赤ペンキを塗った枯れ木が立っており、ここからちょっと藪に入ると西中四等三角点(309.6m)がありました。この先もこの道を歩きましたが、道は最後は西寄りに降りて行ったので、まっすぐの尾根に進みました。最初は赤ペンキのマーキングがあってそれに従いました。そのうちにマーキングはなくなりましたが道は続いていました。この道は細くて頼りないのですが、途切れることはありません。笹薮に入ることもなく、ちょっと急な斜面が落ち葉で滑りやすかった他はなんの問題もなく、谷の合流点に降りてきました。この谷は最初に歩いた3つの溜池の下流にあたり、大谷渓谷と呼ばれているそうで、ベンチなどが置かれていました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「万富」「金川」です。



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