2021年9月23日木曜日

和田山の黒田城から室尾山

 


和田山の室尾山には2017/09/02に和田山町野村の心諒尼公園から登っていますが、今回はもう一つ東の尾根から登りました。東和田の集落の中の道を歩くと、道路沿い北側の山に墓石が見えます。登っていくと山裾に江戸時代から新しいものまで墓石が点々とありますが、それを抜けて植林を登っていくと何段にも東西に溝があって、城らしい感じです。これが東和田城でしょう[1]。そのまま北に降りるとベンチがいくつかあります。野外学習用でしょうか?さらに北に歩くと害獣避けの金網がありますが、扉があり、それを抜けると植林です。ちょっと急斜面ですが木に掴まるほどでもなく、すぐに自然林になって、広い300m+に着きました。ここが黒田城のようです[1]。南東に少し降りて小川四等三角点(291.55m)を探しました。小さな伐採された平坦地に小さい松が生えており、だいぶ苦労して木の下に標石を見つけました。


300m+からいったん北に降りて急斜面を登り返して、平坦に379m地点に着きました。ここも城跡なのかもしれません。北に歩くと標高400mを過ぎてからは地形図通りの急斜面で、これをなんとか登りきると標高500m+で一息つけます。しかしもう少し登りがあって、やっと藪に隠れた地籍図根三角点がある580m+ピークに着きました。ここからはアップダウンの少ない主尾根歩きで、楽に歩けました。共同アンテナの残骸があり、藪に隠れた中四等三角点(610.18m)を見つけました(写真)。三角点の西は主尾根から外れないように気をつけて降りて、再び登って地籍図根三角点がある563mピークを過ぎ、さらに徐々に登っていくと北に和田から豊岡方面までがちょっと見えて、620m+地点からほぼ水平に歩いて室尾山に着きました。岡田山三等三角点(629.50m)の白いポールに山名の書かれた木が添えられています。


下山は620m+地点に戻り、2017/09/02に登ってきた尾根を降りました。登りでは気付きませんでしたが、この付近には尾根の分岐が3つあり、しかも非常に急でした。GPSで位置を確認して希望の尾根に降りて、ちょっと登ると地籍図根三角点のある473mピークでした。ここで真南の尾根に降りることにしましたが、標高350mあたりは急斜面でした。植林の縁のあたりを降りていき、南に曲がって平坦な長い尾根にでました。植林ですが真ん中に有刺鉄線が張られているので要注意です。その南の220m+ピークも城跡らしく[1]、そこからは南西に植林を降りましたが、最後に金網がありました。金網沿いに降りると山の下に草の生えた道があり、その出口の扉が開きません。結局金網沿いに東に戻り、金網に沿って歩いていき、最後に人家の近くに出口を見つけました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「直見」です。



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