2020年7月5日日曜日

下千町から登る千町ヶ峰

 


2020/06/29には東側から登った千町ヶ峰ですが、西側の下千町から登山道で登ってみました。道路際の登山道入り口から下の透けて見える鉄の橋を渡ると「こぶしの村」という施設キャンプ場ですが、だいぶ荒れています。登山道は整備されており、ピンクテープの目印も分かりやすいので、問題なく登れます。少し植林の中の小道を登ってから谷を渡りますが、水量が多いと靴が濡れるかも知れません。そのあとしばらくは林道歩きで、谷の奥で斜面を登ります。ここからが本格登山です。右手に谷の流れを見ながら植林を登りますが、この谷にはだんだん大きな岩が増えてきます。千町岩塊流と似たような雰囲気です。大きな岩はだいぶ土に埋まったのではないでしょうか。これらの岩は大きな岩が氷河期等に氷の力で割れてできたと説明されていますが、登っていくと割れる前の思われる大きな岩もあります。さらに、小さめの岩に苔が生えた美しい斜面(写真)を登り、谷の奥まで登ると、がらりと植生が変わります。シダとアセビがぎっしり生えた斜面に道が作られています。天井庭園と似た雰囲気がありますが、シダが多いのと、笹が生えているところが違います。「弘法の池」という大きなヌタ場?があり、そこからさらにアシビを抜けて登って、山頂に着きました。千町三等三角点(1141.34m)があります。梅雨の合間で展望はイマイチでした。


下山は2020/06/29と同じように北の林道に向かいました。倒木地帯に入ると道を辿って少し降りてから更に西側の尾根を降りました。しかしこの尾根はなだらかですがアシビの藪で歩きにくく、結局さらに西に、少し尾根を降りたところに踏み跡を見つけてそれを歩きました。しかし西の谷に降りていきそうだったので、アシビが減った付近で尾根に戻りました。背の高いアシビの間を抜けて行きましたが、時々倒木があって困りました。この付近は北東側が伐採されていることがあり、その時には尾根から逸れてアシビを避けて歩きました。時々アシビの無い場所もあります。そして北側が大きな伐採地になって上千町が見えるようになると、尾根も歩きやすくなりました。コナラの疎な尾根を降りていくと、大きな岩があってびっくりしましたが、この尾根の南西側の谷も岩塊流で埋まっています。さらに滑りやすい斜面を降りていくと、林道の終点に出ました。ここからは素直に林道で降りました。枝分かれは非常に多いのですが、とりあえず真っ直ぐに降りていくと、たくさん曲がった挙げ句に草木川に降りてきました。ただ、この場所には橋がなく、東に引き返して橋を渡り、登山口に戻りました。


登りも下りも90分の登山でした。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「神子畑」です。



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